新極真会vs 他流派! 全日本大会を大胆予想、加藤兄妹ペア優勝の可能性は? 他流派で優勝するなら誰?=11.21・22
11月21日(土)、22日(日)にベルサール六本木で無観客で開催される新極真会主催『第52回全日本空手道選手権大会』。明日に迫った大会に向け、イーファイト編集部では大会の予想を行った。
編集部にはフルコンタクト空手の経験者が複数名いる。中でも極真空手の有段者でもあるA記者と、某フルコン流派に所属し現在も試合に出続けているB記者とで大胆予想を展開。今回の出場選手の中には、他流派であるB記者が対戦した選手も複数名おり、リアルな予想となった。
※今大会のパンフレットはここから無料でダウンロードできます。
◆Aブロック
注目選手
江口雄智(福岡支部/2019年 第12回世界大会 7位)
大石昌輝(星和会館/JKJO全日本大会一般重量級3連覇)
渡辺優作(世田谷・杉並支部/2017年ダイヤモンドカップ+85kg 優勝)
福地勇人(白蓮会館/第1回JFKO国際大会中量級 優勝)
A やはりこのブロックは第二シードでもあり、昨年世界大会入賞者である江口が頭一つ抜けているかな
B いえ、江口が3回戦で当たるだろう大石とは、2016年のJFKO全日本大会(軽重量級)で戦っており、その時は再延長戦で大石が勝利しているんですよ。再延長戦だったのでほぼ互角と言えますが、一度負けている江口にとっては最大の強敵と言えるでしょう
A なるほど、けれど江口も昨年の世界大会で7位となり、4年前よりは伸びていると思うよ。江口は自宅にジムがあり、今回のコロナ自粛下でもガンガン練習していたと聞く。フィジカルが伸びたようだし、スタミナも落ちてはいないだろう。「全日本で絶対優勝する」と気合を入れているようだ。
B 練習と言うと、大石は週一度『宮本道場』に出稽古に通い、宮本道場の森田奈男樹をはじめ、後藤優太、福地勇人など今大会にも出場する有力他流派選手らと毎週スパーリングしているんですよ。ただ大石は25歳と若いけれど、ジュニア時代からキャリアのある選手。穴は無いけれど、組手スタイルは完成している。今からスタイルがガラっと変わることはないかもしれません
A 江口の伸びによっては、大石を上回っているかもしれないね。
B そしてAブロックの一方には、今YouTubeでも話題の、白蓮会館のエース・福地勇人がいます
A 世界王者の塚本徳臣の弟子の渡辺優作も勢いがあるよ。
B 福地は2018年のJFKO世界大会で、新極真の中量級エース・前田優輝を華麗なステップと的確な打撃で下しリベンジ優勝しています。ヒットアンドアウェイの戦い方をさせれば超一流ですね。
A いやいや、渡辺は95kgと大柄な選手だが、重量級には似合わず、ステップでの出入りや左右に回っての手数も出せる選手だ。福地のステップに翻弄されることはないだろう。回り込みながらのアグレッシブな攻撃にも定評がある。
B この二人は18年の全日本でも戦っていて、再延長による体重判定で福地が勝っているんですよね。この時は福地も回り込みながらの接近戦で打ち合い、一歩も引きませんでした。
A 確かに重量級相手にも引かない福地の自力は凄い。でも個人的には、本戦ですでに渡辺が勝っているように見えたんだよな。福地は受けやかわしはうまかったけど、渡辺のほうが手数やアグレッシブさで勝っていたように見えた。本戦では実際、旗も2本上がっていたし。
B なるほど、福地も同じ戦い方で行けば渡辺も対策してきているだろうし、ヒットアンドアウェイ戦法を取れば、コツコツポイントよりもガンガン気持ちで行く選手が(判定の)旗が上がりやすい印象のある新極真会では勝ちにくい。渡辺のリベンジはあるかもしれません。けれど渡辺が勝ち上がったとして、江口や大石に勝てるでしょうか
A 江口と大石が激闘で、勝者がボロボロになっていたとしたら、渡辺が持っていくと思うよ。
記者Aの予想:江口雄智(新極真福岡支部)、記者Bの予想:大石昌輝(星和会館)
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