2020/12/11（金）UP
（最終更新：2020/12/11 10:17）

左から皇治、那須川天心、RENA

　12月10日に都内で行われた、大晦日格闘技イベント『RIZIN.26』の記者会見で、朝倉未来（28=トライフォース赤坂）vs第9代DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志（30=teamSOS）など追加4カードが発表された。

　会見後、RIZINの榊原信行代表は囲み取材に応じ、まだ残りのカードとして、那須川天心（22=TARGET/Cygames）、皇治（31=TEAM ONE）、そして女子のRENA（29=シーザージム）の3選手を中心に3試合から5試合を最終調整中と語った。

RENAが自身でデザインしたこだわりコスチュームで華麗にハイキック、シュートボクシングはロングスパッツだが、ショートパンツに変更し生足での戦いに挑んだ。15年のRIZINデビュー戦にて

　那須川は知名度的に大晦日のフジテレビの生中継に欠かせない選手として交渉中としたが、強すぎる天心の相手は誰が務めるのか。先日K-1卒業を発表したK-1ワールドGPスーパーバンタム級王者・武居由樹の可能性はないかとの質問に「無いです。全然違う競技に行くと思います」と、RIZINで交わることは無いとの答え。那須川はキックでは近い階級に相手がいないことからボクシング転向を考えているが、コロナで海外からの招聘が厳しい中、どのような相手が選ばれるのか注目される。

　RENAについては「MMA戦で話しています」という。引退まであと2～3戦と語っていたRENAが大晦日参戦について交渉されていたというのは初めて公表された。今月1日に公開された芸人の三又又三チャンネルにRENAが出演し「次戦に向け既に練習を始めてる」と語っていたことから大晦日参戦が濃厚と考えられていた。

那須川（左）と皇治（今年9月）

　皇治については「勝負論のある相手よりも、大晦日だから求められる、少しはみ出したカード」で、相手と最終交渉中とのことだ。
　皇治は大晦日のお祭りカード枠のようだ。先月のRIZIN大阪大会の挨拶でリングインした皇治は大晦日大会について「祭りなので元気のない日本が少しでも元気になれるような挑戦の試合をしたいと思っている。ボブ・サップとか、チェ・ホンマン、大きいヤツに挑もうと思ってるので応援してくれたら嬉しいです」と自身よりはるかに大きな選手との試合に挑むと語っている。またSNSで皇治はボクシングの亀田三兄弟を挑発する場面があったが、先日の榊原氏の会見で「あれはSNSの事故だが、これをきっかけにうまく転がっていけば」と全く無い話の中でのことだったが可能性は無くもない。皇治と交流のあるプロ野球の新庄剛志氏にも交渉を続けるという榊原氏、果たして皇治の相手は誰になるのか。

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