2021/01/16（土）UP
（最終更新：2021/01/16 16:17）

優勝候補筆頭の宮﨑が一発計量パス

　1月17日（日）東京・新宿FACEで開催される『RISE GIRLS POWER.4』の前日計量が16日都内にて行われた。

　第2試合アトム級（-46kg）NEXT QUEENトーナメント2021準決勝② 3分3R 延長1Rに出場する宮﨑小雪（17＝TRY HARD GYM）、佐藤レイナ（21＝team AKATSUKI）が計量に臨み、宮崎が45.90kg、佐藤が45.90kgでともにリミットの46kgをパスした。

佐藤レイナが引き締まった腹筋を見せ計量パス

　この「NEXT QUEENトーナメント2021」は、優勝者に紅絹が保持するアトム級タイトルへの挑戦者決定戦への出場権が与えられ、後日に他のトップ選手とのワンマッチで挑戦権を争うもの。計量当日に4選手による抽選で組み合わせが決定された。

　本トーナメントの優勝候補筆頭である宮﨑は、戦前からSNSなどを通じ各選手を挑発。初戦の相手となった佐藤に対しては「（佐藤が）Zoomインタビューでテクニック対決ができると言ってましたが、技術に差がありすぎるのでパンチや蹴りを当てられるようにがんばってください」と”口撃”。
　改めて佐藤の印象を問われても「実力のある選手とは思いますが、全然華はない。私の方が華があるので、主役になって優勝したい」と挑発を重ねた。

計量後の抽選で宮﨑vs佐藤が第2試合に決定

　一方、徹底的な挑発を受け続けた佐藤は「インタビュー見てくれたみたいですけど、私は見てなくてごめんなさい！」と、まさかのスルー。
　宮﨑の印象を問われても「凄い技術があって強いし、JKで勢いに乗ってる。私の方がキャリアがあるので、キャリアで調節したい」と落ち着いた口調で返答した。

　トーナメントの発表から続く”宮﨑劇場”。会見でも続くあらゆる挑発に対し、トーナメント参戦選手はどう思うかと質問が飛んだ。昨年10月に宮﨑に敗北した小林愛理奈（20＝FASCINATE FIGHT TEAM）は「前はバチバチにやりましたけど、あまり煽られても別に言える立場でもないし、いらだちもない」と受け流している模様。さらには「（宮﨑は）いい子だと思うので」とフォローする余裕ぶりを見せた。
　小林と対戦する奥脇奈々（23＝エイワスポーツジム）も「あまり煽るのが好きじゃないですが、SNSの時代なのでそういう煽る方がいるのは大事。10代のうちは煽りに煽って、イキっていればいい」と宮﨑のアクションを評価した。

　対戦相手の佐藤に至っては、宮﨑の先輩である平岡琴と19年11月に対戦した時を振り返り「（平岡）琴選手に煽られたときもそうでしたが、どう対応したらいいかわからない。師匠がいかついけど、自分はどうしたらいいか」と、TRY HARD GYM勢からの煽りを処理しきれない様子。”千の職質を受けた男”と呼ばれる師匠・良太郎も、SNSの煽り合戦は指導外であるようだ。

会見でも挑発を繰り返した宮﨑だったが、3選手の反応が薄く「乗って欲しかった」と残念顔

　これら3選手の回答を聞いた宮﨑は自らマイクを求め「10代とか負けてるとかありましたが、そんなの関係なしに乗って欲しかったという気持ちがあります」と残念そうな表情を見せた。

　挑発こそ肩透かしを食らってしまった宮﨑だが、とはいえ優勝候補筆頭である評価には変わりがない。明日のトーナメントで鬱憤を晴らすか期待が高まる。

＜計量結果＞
▼第2試合　アトム級（-46kg）NEXT QUEENトーナメント2021準決勝②　3分3R 延長1R
宮﨑小雪（TRY HARD GYM/2019年KAMINARIMON全日本女子-47kg級優勝）　→45.90kg
vs
佐藤レイナ（team AKATSUKI/初代TRIBELATEピン級王者）　→45.90kg

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