2021/02/09（火）UP
（最終更新：2021/02/10 06:15）

RUIが再起戦に出陣、1月大会からスライド参戦の谷川と対決

　3月21日(日)東京ガーデンシアターにて開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K’FESTA.4 Day.1～』の追加カード発表記者会見が9日、都内にて開催された。

　2週連続大会における4試合目のクルーザー級戦が決定。RUI（29＝K-1ジム福岡チームbeginning）が参戦。谷川聖哉（24＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）と対戦する。

　RUIは194cmの長身から繰り出す鋭い打撃が武器の重量級戦士。19年に行われた初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントでは愛鷹亮、植村真弥を下して決勝に進むも、同郷の先輩であるK-Jeeに敗北。昨年11月に行われたK-1福岡大会では伏兵・ANIMAL☆KOJIにKO負けを喫し、故郷に錦を飾ることができなかった。本大会より所属をK-1ジム福岡チームbeginningとし再起を図る。

RUIは先輩であり親友のK-Jeeのジムへ移籍も同門対決も辞さない構え

　対する谷川は空手をバックボーンに持ち、K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス＋75kg優勝の実績を持つ。当初1月大会でシナ・カリミアンとワンマッチを行う予定だったが、大会延期に伴い消滅。改めてDay.1でRUIとの対戦を迎えた。

　再起戦となるRUIは「11月福岡大会を落としてしまった自分にK’FESTA出場のチャンスをいただきありがとうございます。死に物狂いで勝ちにいく。それだけです」とシンプルに強い決意を語った。

K’FESTA.4出場のクルーザー級選手で最年少の谷川は「僕もチャンピオンになるためにやってる」と爽やかに決意表明

　本大会から地元福岡のK-1ジム福岡チームbeginningへ移籍したRUI。移籍直前には元K-1ウェルター級王者・久保優太が率いるPURGE TOKYOに所属していたが「その環境にいると甘える」と判断。そのタイミングで現K-1クルーザー級王者であり大学の先輩であるK-Jeeに声を掛けられたという。
　RUIに会いに来たK-Jeeはチャンピオンベルトを持って登場。そのベルトに触れたRUIは「（K-Jeeのことを）クソヤロウと思いながらも彼のベルトを触らせてもらいました。自分はチャンピオンになるために格闘技をやっているし、絶対獲ってやるというつもりで移籍を決めました」と、目標のベルトに触れたことで移籍を決意できたという。

昨年11月の福岡大会で見せたRUIのハイキック

　K-1のベルトを目指すからには、いずれK-Jeeとの直接対決の可能性も出てくるだろう。RUIは「もちろんそのつもり」と直接対決も辞さない構え。「同階級の選手として、熱を肌で感じたい」と王者の近くで首を狙うという。

　すっかり会見がRUIのK-Jee打倒ストーリーに染められた中、対戦する谷川は「（K-JeeとRUIが）仲いいんだなと思いました。僕ももちろんチャンピオンになるためにやっていますので、試合ではしっかり倒します」と落ち着いたコメント。2週連続となる『K’FESTA.4』で行われるクルーザー級4試合の出場選手の中で最年少という谷川は「最年少らしくアグレッシブに見せたい。しっかりここで勝ってケンカを売りたい相手がいるので、RUI選手を倒したい」と意気込みを語った。