2021/02/09（火）UP
（最終更新：2021/02/20 07:48）

村越vs芦澤の対戦が決定、この組み合わせは17年12月以来2度目

　3月21日(日)東京ガーデンシアターにて開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K’FESTA.4 Day.1～』の追加カード発表記者会見が9日、都内にて開催された。

　第2代K-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰（26＝湘南格闘クラブ）の出場が決定。芦澤竜誠（25＝PURGE TOKYO）との対戦が決定した。

　村越は17年6月に第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントを制し、王座を獲得。19年には王座を返上し、11月には熱望していた武尊との対戦が実現、持ち前の技術で武尊の強打を封じ込めるも2-0で判定負けを喫した。再起を図った20年3月『K’FESTA.3』では、レオナ・ペタスの強打にTKO負けと2連敗。同12月には山本直樹を判定で下し再起を果たしている。

芦澤は「やりたいことをやらず、やりたくないことを我慢してやっている」と練習への打ち込みをアピール

　対する芦澤は「K-1の悪童」の異名のとおり、ビッグマウスと派手な試合運びで人気を博すファイター。19年6月の敗戦後、一時K-1からの引退を表明していたが、20年9月のK-1 DX企画「芦澤竜誠を殴りたいやつ、大募集」に出演し、再起を発表。同12月には島野浩太朗との壮絶な打ち合いを制しKO勝利で復活を遂げた。

　両者は17年12月、村越のK-1デビュー戦で対戦。当時は両者ともフェザー級であり、村越が判定勝利を収めている。芦澤は「この前の試合（20年12月・島野浩太朗戦）を見た人はレベルが上がっててびっくりしたと思う。今回は毎日練習して、やりたいことをやらずにやりたくないことを我慢してやってきた。今回はもっとレベルアップしてる。3月は俺の思ったとおりになる」と、開始早々ビッグマウスをぶちかました。

芦澤の「我慢」を聞いた村越は「今日もゴルフに行ってきた」と”我慢しない”スタイルで挑発

　練習時間は復帰後から一貫して1日1時間だけというが、芦澤は「その1時間にどれくらい全力を出すか。どんどん限界突破している。俺が目指すのは1時間ラッシュしっぱなし」と、練習の密度が濃さを増していると明かした。

　対する村越は、変わらぬ冷静な表情で「そんなに簡単に変わらない。同じ結果にします」と、17年末の初対戦時と同様に勝利すると宣言。芦澤がアピールする変化についても「（前回の試合を見て）変わっている感じはない。技術が上がっているというが、自分も技術には自信がある。技術では負ける気がしない」と、得意の技術戦に持ち込む構えを見せる。

　これに芦澤も「技術で負けない、じゃない。技術の勝負はする気がない。男としてどっちが生物的に強いか。どっちの試合が面白いか。わかるでしょ？俺の試合を見て参考にした方がいいですよ」と”魅せる”試合を強烈にアピール。さらに「俺は倒す以外考えない。格闘家はファイター。判定勝ちなんて誰が見たい。判定勝ちなんて試合しないほうがいい」と、KO決着を強く宣言した。

両者は17年12月の村越K-1デビュー戦で対戦、村越が判定勝利を収めている

　ここまで芦澤は「試合のための我慢」を幾度となく口にした。何を一番我慢しているかという質問には「練習」と即答。「1時間の中でどれだけ出し切れるか、毎日そこと戦ってる。1時間の練習が苦痛で仕方がない」と、試合のためにハードな練習をこなしている模様。
　これを受けた村越は「自分はやりたいようにやっている。自分はゴルフが好き。今日もコース回ってからここ（会見場）に来ました。K-1の中で一番ゴルフが上手いのは自分。いつかK-1でゴルフ大会を開いて欲しい」と、冷静な表情を崩さないまま”我慢しない”スタイルで芦澤を挑発した。

　なお、この大会の1週間後にある『K’FESTA.4 Day.2』では、同階級のタイトルマッチが武尊とレオナ・ペタスの間で行われる。両者に負けている村越は「こんなところで負けていられない。しっかり勝ってベルトに行く」とタイトルマッチを強く意識。一方の芦澤は「勝った後は考えない。格闘家として決まった試合に勝てれば死んでもいい」と、目の前の試合に全力投球の姿勢。ことごとく対称的な両者の対戦はどんな決着を迎えるか、期待を煽った。

☆この大会の対戦カード、イベント情報はこちら

＜決定対戦カード＞
▼スーパーファイト/K-1 スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
村越優汰（湘南格闘クラブ）
vs
芦澤竜誠（PURGE TOKYO）

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