2021/03/06（土）UP
（最終更新：2021/03/06 11:58）

昨年11月、カリミアンに１R KO勝利した新王者となったK-Jeeが今回のダイレクトリマッチもKOを狙う

　3月28日（日）開催の『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K’FESTA.4 Day.2～』（日本武道館）でクルーザー級タイトルマッチで初防衛戦に挑む王者K-Jee（30＝K-1ジム福岡チームbeginning）が所属ジムにて公開練習を行った。

　昨年11月のK-1福岡大会でで、シナ・カリミアン（33＝POWER OF DREAM）を1R KOで下し、第2代K-1クルーザー級王座に就いたK-Jee。今大会ではカリミアンとのダイレクトリマッチとなり、前回とは違い、王者としてカリミアンの挑戦を受ける立場になる。

K-Jeeのパワフルなミット打ち(C)K-1

　公開練習でパワフルなミット打ちを披露したK-Jeeは「今の自分は強くなるトレーニングではなくて、試合に勝つためのトレーニングを意識している」とカリミアン戦にとにかく勝つための練習・対策に集中している。

「今回は前回の対戦から4カ月しかない。この期間で攻撃力が上がる、ディフェンスが上手くなる、ものすごい新たな武器を手にした……それは考えられない。4カ月で出来ることは対策なんですよね。どういう戦い方をするか。駆け引きの勝負になると思います」と語る。

　その中でも相手の戦いの予想に関しては「シナも前回と同じ形で来ることはないでしょう。ただ彼は前に来ないと強さが出ない選手なので、間違いなく前に来るはず。それに対して自分がどの選択で戦うか？を考えている状態です。自分も前に出て打ち合ってもいいし、ポジションを移動して削ってもいいし。そのいくつかの選択・引き出しを準備しておいて、実際に何をするかは試合中の雰囲気や向かい合っての感じで決めようかなと思います」といくつもの武器を装備し戦いに挑む。

ミットに強烈な蹴りを叩き込むK-Jee(C)K-1

　カリミアンは今回の試合に向けて「K-Jeeはチャンピオンの器じゃない」や「どちらが本当のチャンピオンかをはっきりさせる」など挑発的な発言を続けている。一連のカリミアンの発言に対して「ああやって他人の悪口を言ってのし上がろうというスタイルはダサい」とK-Jee。「見ている方も聞いている方も『何を言ってんの？』や『ダサいな』と思うし、それこそチャンピオンになる器か？と思います。もっと自分のことや前向きな発言をすればいいのに、ああやってつまらない発言ばかりしている時点で成長はないでしょう」と切り捨てる。

カリミアンの顔面を滅多打ちにするK-Jee。衝撃KO勝利で王座を奪取した

　さらに「KO勝ちするのはもちろんですけど、今回勝ったらもう二度と相手にはしません。俺がKO勝ちしたところで勝手に一人で騒ぐでしょうけど、もう再戦を受けるつもりはない。圧倒的な差を見せつけます」とカリミアンとの因縁にピリオドを打つつもりだという。

　そして自身の目標である”K-1最多防衛記録”に向けて突き進みたいと語る

(C)K-1

「他の階級だったら二階級・三階級制覇という目標があると思うけど、重量級でそれは難しい。だったらK-1王者で一番タイトルを防衛しようかな、と。自分は重量級やクルーザー級で一番じゃなくて、K-1全体の一番が欲しいので、最多防衛記録を狙おうと思っています。だからこれから全試合タイトルマッチでもいいと思っているし、『K’FESTA.4』で組まれているクルーザー級の試合で勝った選手が自分に喧嘩を売ってきてもいい。一番いいKOをしたヤツの挑戦を受けたいと思います」と、最多防衛で“K-1全体の一番”を狙うと意気込んだ。

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