那須川天心のK-1観戦は”武尊へ大みそかの敬意のお返し”

2021/03/29（月）UP
（最終更新：2021/03/29 08:10）

　3月28日（日）東京・日本武道館で開催された『K’FESTA.4 DAY.2』の[K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ]で王者・武尊（29＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）がKO勝利。その試合のリングサイドには、武尊との対戦が期待される那須川天心（22＝TARGET/Cygames）の姿があった。

　武尊は昨年大晦日、那須川が出場した『RIZIN.26』の会場に来場。那須川の勝利を見届け、試合後に那須川との直接対面を果たしていた。今回の来場は立場を反対にした形となったが、この来場の真意は何だったのか。同日東京・後楽園ホールにて行われた『RISE147』の試合後に、RISE伊藤隆代表に話を伺った。

　伊藤代表によると、今回の那須川のK-1会場への登場は「お返し」の意味が強いという。「年末に武尊がRIZINの会場に来てくれました。その敬意に対し、こちらも敬意で返そうとしたわけです」と語る伊藤代表。昨年末に見せた武尊の心意気に対し、那須川陣営も敬意を表した行動であるという。

　では噂される武尊と那須川の対戦は実現しそうなのか。現在の対戦の可能性について聞くと「まだ何も決まっていません。話もこれからです」とのこと。そのため、今回K-1の会場を訪れた那須川は囲み会見を行うこともなく、即座にタクシーで帰宅したという。

　武尊はKO勝利のリング上で、那須川が見守る中「天心選手と最高の舞台で最高の試合をしたいです」とマイクで強くメッセージ。果たして武尊と那須川の対戦はいつ実現するのか。これからも両陣営の動向に注目したい。

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