【K-1】レオナと大激闘を制した武尊、勝敗の鍵とは? 魔裟斗、武尊が語る
3月28日(日)東京・日本武道館で開催された『K’FESTA.4 DAY.2』の「K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ」で王者・武尊(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がKO勝利。
対戦が期待される那須川天心がリングサイドで見守る前で、Krush同級王者のレオナ・ペタス(28=THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)から3度のダウンを奪い2R 1分10秒で仕留めた。
武尊は試合後にABEMA放送の「武尊選手スペシャルインタビュー」のコーナーに出演し、解説を務めた魔裟斗や佐藤嘉洋らと激闘を振り返った。
これまで多くの強豪を倒してきたレオナ選手の“石の拳”について聞かれると、武尊は「硬かったです。何回かもらって、足がカクンとなった思います。それが効いたのか、バランスを崩したのだけか、わからないですが」と自分の傷ついた顔を見せながら「拳硬いですね」と大きなダメージを貰っていたことを明かす。
そして、そのパンチの破壊力で、戦いにも大きな支障が出たことを明かす。「視界が二重になった。この経験は初めて。視界が歪んだせいで、1Rは行こうと思っても、相手の攻撃が見えないので、勝負にいけなかった」と、レオナの“石の拳”の恐ろしさを改めて感じている様子だった。
試合映像を見返しながら、魔裟斗は、武尊が序盤からカーフキックを連発していることを指摘し「カーフキックが勝利につながった。足を効かされると踏ん張りが効かなくなる」と、これが今回の勝負の鍵だったと明言。
武尊自身にカーフキックのことを尋ねると「最初の2、3発で嫌がっているのが分かった。流行りに乗るのも嫌だし、自分が今までやってきたことだけで戦うのも良いんだけど、みんなの進化についていかないといけないなと思い、急ピッチで練習しました」と、K-1の絶対王者の立場にいながらも、新しい技術を身に付け、常に進化し続ける姿勢をみせた。
魔裟斗は番組内で武尊の強さは「完成されてるけど飽くなき探求、カーフキックやウエイト、ボクシングを取り入れたり。貪欲な気持ちだ」と語っていた。現在29歳だがその姿勢がさらに強さを伸ばしているようだ。
また、試合後の会見では、自身はフック系の選手でレオナはストレート系と説明し「打ち合うのは、危ないかなと思って、右は振らないのが作戦だった。でも、この人と打ち合いたいという気持ちになった」と作戦を無視してまで打ち合いに行った。さらに「その覚悟、殺されてもいい覚悟で行った結果」と命をかけるほどの覚悟、勝敗はその覚悟の差であるとも語っていた。
練習の貪欲な気持ちと命をかける覚悟、那須川天心戦の実現が期待される。
▶︎次ページは武尊vsレオナの動画、武尊のカーフ、レオナの石の拳を武尊が被弾
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【K-1】武尊がレオナにKO勝利! 次は夢の一戦へ、那須川天心がリングサイドで見守る
・【K-1】KO勝利の武尊「那須川天心選手と最高の試合をしたい、絶対やろうと思ってる」リングサイドには天心
・【K-1】試合結果速報中=2021年3月28日/K1 日本武道館
・【K-1】武尊、レオナと打ち合ったのは何と“作戦無視”「殺されてもいい覚悟で」=試合後会見
・【K-1】武尊vsレオナ、佐藤嘉洋がレオナ勝利を予想「相性がいい、武尊は何回もアゴを上げられる」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!