2021/04/19（月）UP
（最終更新：2021/04/19 13:03）

松岡力 (C)K-1

　4月23日（金）東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.124』で、第8代Krushウェルター級王者・加藤虎於奈（試合時25＝TEAM TOP ZEROS）のベルトに挑戦する松岡力（27＝K-1ジム五反田チームキングス）が公開練習を行った。

　公開練習で松岡は2分1Rのミット打ちを披露し「いつも通り、別に怪我もなく順調に進んでいます」と、現在のコンディションを報告。「いつもだったら試合前だけ練習してみたいな感じなんですけど、今回は長めに練習期間を取って、遊ぶこともなく好きなお酒も飲まないで練習を長くやってたんで、いつもとは違う僕を見せられると思います」と、自信たっぷりに語った。

ミットを打つ松岡 (C)K-1

　松岡と加藤は昨年8月の第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントで対戦予定だったが、加藤が負傷欠場し、松岡もKrushが定める感染症規定に該当したため欠場。同年11月に両者復帰戦として対戦したが、松岡がダウンを奪ったヒザ蹴りが反則攻撃となり、加藤が反則勝ちとなる不完全燃焼の結果に終わった。今回の一戦はタイトルマッチであると同時に、因縁の両者の完全決着戦となる。

　前回の加藤との試合について松岡は「負けはしましたが、いいイメージで試合を終えているんで、今回もそのイメージで倒しに行こうと思っています」と振り返る。反則裁定を下された膝蹴りに関しても、「僕は無意識でやってたんで、本当に掴む練習とかもしてなかったですし、リングの上でモニターを見て気づいたんですけど、まあ掴んでるんで、僕が悪いっていうのはありますね」と、精神的に引きずるところもない。

王者・加藤（左）と挑戦者・松岡(C)K-1

　試合が続行していたら松岡が勝利だったとの見方もあるが「その前のパンチからも効かせていたっていうのはあったので、あれがなかったら倒せてたっていうのはタラレバなんですけど、あったとは思います」と、本人の言葉通り、いいイメージを残したままでの再戦になるようだ。

　加藤からの逆指名で今回のタイトルマッチが決まったことに対し「僕を指名してくれた虎於奈の男気を感じましたし、それに応えて僕も一番マックスの状態で挑みたいというのはありましたね」とコメント。「再戦はしたいっていう気持ちもありましたし、そこにタイトルマッチもついてきて、ベルトを獲りたいという気持ちは100％ですよね」と語る。

　試合の度「今回が最後のつもり」と公言している松岡だが「いつも詐欺みたいになっちゃっていますけど、今回は本当に最後ですね」と断言。「僕の格闘人生において、一つの目標であり、一つの到達点というか、やっている意義をベルトによって生み出せると思うんで、獲ると獲らないじゃ今後の格闘技人生を辞めた上でも大きなものになってくるし、ここで絶対に獲りたいですね」と意気込む。

　最後に、ベルトを獲ったらその場で返してもいいぐらいの気持ちでやっているという松岡は「ここで落としたら次はないと思いますし、ここで獲るだけですね」と、並々ならぬ覚悟でベルト奪取に挑むことを宣言した。

☆この大会の詳細

≫対する王者・加藤虎於奈の公開練習

＜決定対戦カード＞
▼Krushウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
加藤虎於奈（王者/TEAM TOP ZEROS）
vs
松岡　力（挑戦者/K-1ジム五反田チームキングス）

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