【Krush】加藤虎於奈が“約束通り”松岡力を挑戦者に迎え初防衛戦「しっかり白黒つける」(加藤)
4月23日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.124』の対戦カード発表が24日都内にて行われた。
第8代Krushウェルター級王者・加藤虎於奈(試合時25=TEAM TOP ZEROS)の初防衛戦が決定。昨年11月以来の再戦となる松岡力(27=K-1ジム五反田チームキングス)を挑戦者として迎える一戦が決まった。
加藤は現Krushスーパー・フェザー級王者であるレオナ・ペタスの実弟。17年12月のプロデビューからキャリアを積み重ね、今年1月に山際和希が持つKrushウェルター級王座に挑戦。ダウンを奪取する快勝で新王者に輝き、Krush史上初の兄弟王者を実現した。
対する松岡は関西の高校在学中にK-1甲子園で活躍。上京後はプロに転向し、17年にK-1ジム五反田の門を叩いた。18年1月にKrushでK-1グループデビュー。同年4月には山際和希を判定で下し実力を証明した。
この両者は昨年8月の第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントで対戦予定だった。しかし、まず加藤がケガにより負傷欠場。その後、松岡もKrushが定める感染症規定に該当したため欠場となった。同年11月に両者復帰戦として対戦したが、松岡がダウンを奪ったヒザ蹴りが反則攻撃となり、加藤が反則勝ちとなる不完全燃焼の結果となった。この一戦はタイトルマッチであると同時に、完全決着戦となる。
会見に臨んだ加藤は「第8代Krushウェルター級チャンピオンの加藤虎於奈です」と堂々とした挨拶を見せた。しかし「試合の時にベルトを一回戻した時点で俺も挑戦者なので、しっかりそれを奪いにいくだけ。攻めの姿勢を見せるだけ」と、ベルトを巻いても挑戦者の魂を持ち続ける姿勢。挑戦者となった松岡との一戦は「しっかり白黒つけないとちゃんとしたチャンピオンになった感じがしない」と、加藤の中でも重要な試合と位置づけた。
一方の松岡も「前回はいいところで試合が終わっちゃって。お互いまだやりたかったし、僕は負けていないと思ってる。次で決着をつける」と再戦への意気込みは十分。「タイトルマッチで再戦できるのは何かの縁。お互いにギスギスした間柄ではないけど、試合は別なので倒しに行く」と真っ向勝負を宣言した。
この両者は、1月に加藤が王座に挑む前に食事を共にした仲だという。その際に加藤から「俺が必ず勝って、松岡選手を指名する」と宣言。その約束を無事実現した運びに加藤は「実行できたのは良かった」と喜びの表情を見せた。それを受けた松岡も「虎於奈くんなら絶対ベルトを獲ってくれると思っていた。あれで違う結果だったら、こんなにやる気にならなかった」とタイトルマッチでの再戦を歓迎する構えだ。
会見からもリスペクトを感じさせた両者。昨年11月はダウン応酬の激戦。今回も波長が合うからこその激しい試合が期待されるだろう。
<決定対戦カード>
▼Krushウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
加藤虎於奈(王者/TEAM TOP ZEROS)
vs
松岡 力(挑戦者/K-1ジム五反田チームキングス)
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