【K-1】椿原龍矢に挑む玖村修平「ドロドロに削って、最後めちゃくちゃにして倒したい」=5.23
5月23日(日)東京・大田区総合体育館で開催される『K-1 WORLD GP』の[スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R]で第4代K-1フェザー級王者・椿原龍矢(22=月心会チーム侍)と対戦する、玖村修平(24=K-1ジム五反田チームキングス)が公開練習を行った。
玖村は、弟・将史と共に練習に励み、19年6月のK-1両国大会ではスーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント3位に輝いた。
今年3月には才賀紀左衛門と対戦が決まっていたが、才賀の怪我で対戦相手が鷹大に変更。その鷹大に勝利して、今回のチャンスを得た。
公開練習では一発一発パワーが増したパンチのミット打ちを2分1R披露。3月の前戦から怪我がなかったこともありすぐに練習を再開していたという。「期間も空けずに練習も続けているんで、調子はさらに上がっているし、前回より成長した姿を見せられると思います」と好調を持続させている様子だ。
今回のテーマは”一発で倒すパワー”だという玖村。「椿原選手は凄いステップで翻弄してくると思うんですけど、グルグル回ってそのステップを一発で打ち落とすパワーをつけてきました」と、その意図を説明。そのためにウェイトトレーニングとミットやサンドバッグの打ち込みを増やしてきたという。
「試合してみないと分からないんですけど、今は100%のパンチを作ってるんで、試合まであと2週間ぐらいありますし、100%まで持っていきたいと思います」と、試合までの完成を目指す。
対戦相手の椿原は、攻略が難しい戦い方をするが「巧く戦わせないというか、前に詰めて削って削って、ドロドロに削って、最後めちゃくちゃにして倒したいなと思っています」と戦略を練る。
前王者・江川優生とのタイトルマッチが物議を醸し、「倒しに行く試合をする」と公言している椿原だが、これこそ玖村の望むところ。「巧く回られるより、倒しに来てくれるほうが僕も倒せると思うので、それで盛り上がると思うし、是非倒しに来てほしいです」と、椿原攻略に自信を見せる。
網膜剥離による長期欠場から、昨年9月にフェザー級へ階級を上げて復帰したが、第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントの準決勝で敗退。その状況の中でノンタイトル戦とはいえ、チャンピオンとのスーパーファイトはK-1フェザー級戦線のトップグループに浮上するチャンスだ。
「僕が戦うことにいろんな意見があると思うんですよ。僕に勝った選手もいっぱいいるし、その中で僕がチャンピオンに勝ったら、一気にK-1のフェザー級のトップ戦線がかき回せる。このマッチメイクに関してはそういう意味も込められていると思うんで、今回、僕がかき回したいなと思います」と意気込む。
最後に玖村は「僕みたいな選手が駆け上がっていくことによって、若い人とかに夢を与えられると思うので、玖村修平っていう名前を刻みたいです」と語った。
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