2021/04/19（月）UP
（最終更新：2021/04/19 20:22）

椿原（左）vs玖村（右）が決定

　5月23日（日）東京・大田区総合体育館で開催される『K-1 WORLD GP』の対戦カード発表記者会見が、4月19日（月）都内にて行われた。
　第4代K-1 WORLD GPフェザー級王者・椿原龍矢（21/試合時は22歳＝月心会チーム侍）vs玖村修平（24＝K-1ジム五反田チームキングス）の1戦が決まった。

　椿原は、卓越したテクニックを武器に、Krushの舞台で経験を積み、20年7月からフェザー級に階級を上げ、桝本翔也を左ハイキックで一撃KO。続く、9月のK-1大阪大会では王者・江川優生とスーパーファイトで対戦して、判定勝利。さらに、21年3月に江川とタイトルマッチでの再戦に挑むと、延長判定2-1で江川を振り切り、第4代K-1フェザー級王座に就いた。

　椿原は「チャンピオンになって、すぐ試合組んでもらって、よっしゃあまた出番が来たと思いました」と元気良くコメント。念願のK-1王者となったが、仕事と練習の往復を繰り返しており「実感はない」という。

元王者・江川に左の蹴りを放つ椿原

　前回のタイトルマッチでは、賛否両論を集めた結果となったが「勝てて良かったと思ってるのと、色んな意見があって当然」と受け入れており、「試合内容が求められてて期待に応えるだけです。しっかり倒せるようになりたい。アウトボクシングと思われていると思うけど、進化させて倒せるアウトボクシング、椿原流の戦い方を作っていけたらと思います。倒せるように行こうと思う」と自身流のKO出来るスタイルの確立を目指していると話した。

　ベルトを巻いて追われる立場となった椿原だが、チャンピオンとしての気負いやプレッシャーを感じるタイプではないという。「チャンピオンは強さと人間性が求められる。練習してまず強さが1番なので強くなろうと思っている」とチャンピオンとして、理想的な強さを追い求めることに集中している。

コメントする椿原

　さらに「僕もまだ21で若いけど、他の選手に負けないようにしっかり倒して、椿原やばいと誰も近寄って来れないくらいの選手になりたいです」と今後の抱負を話した。

　対する玖村は、弟・将史と共に練習に励み、19年の6月のK-1両国大会ではスーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント3位に輝いた。その後、網膜剥離で長期欠場となるも、20年9月にフェザー級に階級を上げて復帰。21年3月には才賀紀左衛門と対戦が決まっていたものの、才賀の怪我で対戦相手が鷹大に変更。鷹大に勝利して、今回のビッグチャンスを得た。

　玖村は「ここからフェザー級のトップに食い込んでいこうと気合を入れていた時に、チャンピオンと組んでいただいて感謝しています」と感謝を述べ、「フェザー級は色んな選手がいる中で、僕が選ばれた理由は自分がわかっているので、僕が倒してフェザー級トップ戦線を掻き回したい」意気込む。