【K-1】椿原龍矢が新王者に、江川優生は捕まえ切れず被弾許し王座陥落
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~ K’FESTA.4 Day.1~』
2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター
▼第13試合 K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○椿原龍矢(月心会チーム侍/挑戦者)
延長2-1
●江川優生(POWER OF DREAM/王者)
※椿原が新王者に
両者は、昨年9月のK-1大阪大会で対戦しており、椿原が前進してパンチを振ってくる江川をテクニックでいなして、判定勝利を収めている。江川にとっては、リベンジと初防衛をかけた試合、椿原にとっては念願のK-1世界王座戴冠を目指した大一番だ。
1R、ゴングと当時に江川がリズミカルなステップを踏む。ステップから滑り込むような左インロー、パンチで入ろうとする江川に、椿原は前蹴り。しかし江川は構わずフック連打でコーナーに追い詰める。
江川のフックからアッパーの連打の勢いに、呑まれ気味かのような椿原だったが、前蹴り、ミドルと蹴りを主体に応戦。後半は椿原もサークリングしジャブも出し始める。ノシノシと近づいては鋭いフックコンビネーションの江川だが、椿原はステップでかわす。
2R、江川は左インロー、カーフを狙う。江川のジャブに、同じくジャブを合わせる椿原は、さらにハイキック。江川のローやジャブに、同じ技を合わせ続ける椿原。江川も詰めては激しくパンチで攻めるが、椿原は若干、江川のリズムが読めてきたか。
3R、椿原はサークリングしては、左ハイ、左前蹴り、さらに左ミドルからジャブと左の攻撃を徹底する。江川は前進しコンパクトなフックで狙うが、椿原を捕まえにくそうだ。椿原は大きなサークリングを繰り返し、ジャブや蹴り技で江川は中に入れない。さらにリズムに乗った椿原がヒザからパンチを入れ、所々で被弾を許す。ラスト、江川が前進しショートフックを連打したが、椿原もハイキックを返しゴング。
判定は30-29の椿原と、29-29、30-30のドローで延長戦へ。
延長は、椿原がスピードを落とさずワンツーからロー。江川はパワフルに前進しフックを狙うが、椿原はボディヒザでカウンター。そして江川のフックにも右ストレートを入れては素早く離れる椿原。
ラスト1分、江川のローブローにより一時試合が中断する。再開後、フック連打で猛攻の江川が左フックをヒットさせるが、椿原もワンツーヒザと手数で応戦する。
延長判定は10-9を椿原が2者、江川が1者と2-1で椿原。椿原が江川とのリマッチを制し、念願の王座を戴冠した。
椿原はマイクで「ベルトを獲れてめちゃめちゃ嬉しかったです。僕の戦い方って、面白くないという人もおると思うけど、色も華もないって人もおると思うけど。今から僕が色も華もつけていくんで、みんな黙ってしっかり見とってください」と吠えてみせた。
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