2021/06/26（土）UP
（最終更新：2021/06/26 18:17）

元ウェルター級王者・三浦（右）と再起戦の菊入が共に許容体重内で計量パス

　6月27日（日）東京・USEN STUDIO COASTにて開催される『PANCRASE 322』の前日計量が26日都内にて行われた。

　メインイベント[第10試合ウェルター級　5分3R]に出場する第10代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト三浦広光（39＝SAMURAI SWORD/RINGS）が計量に臨み、ウェルター級の規定体重77.1kgに対し、1パウンド（0.45kg）の許容体重内となる77.45kgで計量をパスした。

レッツ豪太にパウンドを打ち下ろす三浦

　三浦は2004年7月に総合格闘技でプロデビュー後、2010年4月にプロボクシングへ転向し、8勝(4KO)1敗の好成績を残した。その後15年に11月にパンクラスでMMAに復帰し、4連勝でウェルター級王座を獲得する快進撃を見せたが、17年7月に阿部大知に敗北し王座を手放した。19年6月に手塚裕之と暫定王座を争う予定だったが、負傷により欠場。同年10月にレッツ豪太と対戦し、1Rパウンド連打でTKO勝利を飾った。MMA戦績は14勝7敗。

　約1年半振りの試合となる三浦は「（試合間隔が）空いちゃいましたね。でも空いたからといって不安は特にありません」と落ち着いた表情でコメント。「コンディションはいいと思います」と好調ぶりをアピールした。

　試合展開の予想を「自分にできることは決まっているので、それをやるしかない」と言葉少なめにコメント。とはいえ自信がない様子はまったく見せず「結果的にKOになると思いますので、楽しみにしていて下さい」と力強くKO宣言を見せた。

菊入の鋭い右フック

　対する菊入正行（25＝NEVER QUIT）は、17年4月のプロデビューから4連勝を飾り、うち3勝をフィニッシュ（2KO・1S）という高いフィニッシュ力を武器に快進撃を見せた。怪我を経て昨年7月、約1年ぶりの試合で1階級上のウェルター級に転向し中村勇太にTKO勝利。9月には高木健太に判定勝利を収めたが、12月に第9代同級王者の村山暁洋に判定で敗れ、今回再起戦を向かえる。菊入もまた77.3kgで計量をパスしている。

　その他、メインカード全試合の計量結果は以下の通り。全選手が計量をパスし、明日の大会への出場を決めている。

＜計量結果＞
▼メインイベント（第10試合）　ウェルター級　5分3R
菊入正行（NEVER QUIT）　→77.3kg
vs
三浦広光（SAMURAI SWORD/RINGS）　→77.45kg

▼セミファイナル（第9試合）　ライト級　5分3R
松岡嵩志（パンクラスイズム横浜）　→70.35kg
vs
粕谷優介（総合格闘技道場CROWN）　→70.25kg

▼第8試合　ストロー級　5分3R
尾崎龍紀（総合格闘技道場コブラ会）　→52.4kg
vs
山北渓人（リバーサルジム新宿Me,We）　→52.4kg

▼第7試合　無差別級　5分3R　
佐藤光留（パンクラスMISSION）　→89.7kg
vs
渕上幹斗（DESTINY JIU-JITSU）　→105.8kg

▼第6試合　フライ級　5分3R　
有川直毅（K-PLACE）　→56.9kg
vs
山中憲次（FREEDOM＠OZ）　→56.4kg

▼第5試合　フェザー級　5分3R
名田英平（総合格闘技道場コブラ会）　→65.95kg
vs
高橋祐樹（坂口道場一族）　→65.35kg

▼第4試合　フェザー級　5分3R
狩野　優（TRIBE TOKYO M.M.A）　→65.1kg
vs
林　優作（ZOOMER）　→65.55kg

▼第3試合　ライト級　5分3R
丸山数馬（Tri.H studio）　→70.3kg
vs
平　信一（綱島柔術/ZST）　→70.45kg

▼第2試合　フェザー級　5分3R
遠藤来生（Power of Dream Sapporo）　→64.85kg
vs
中川皓貴（総合格闘技道場 reliable）　→65.9kg

▼第1試合　ストロー級　5分3R
EDGE（和術慧舟會GODS）　→51.75kg
vs
華蓮DATE（Team DATE）　→51.4kg

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