2021/08/26（木）UP
（最終更新：2021/08/26 17:18）

見事なハイキックを決める小澤

　9月20日（月・祝）神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』。K-1フェザー級ワンマッチで対戦する、第2代Krushフェザー級王者・小澤海斗（28=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/14勝(7KO) 9敗 2分）と國枝悠太（28=二刃会/ 10勝(5KO) 5敗 3分）の両選手のインタビューが、主催者を通じて届いた。
　小澤は16年のK-1 WORLD GP 初代フェザー級（-57.5kg）王座決定トーナメントの決勝で武尊に敗れ、K-1王座獲得とはならなかったが、現在もフェザー級のベルトを期待される選手だ。

【動画】小澤海斗が豪快”秒殺”KOの瞬間！

対戦相手の國枝の印象を問われると「オファーを受けて『ああ、こいつか！』みたいな感じです。Twitterで絡んできたことがあったから、会見で何を言ってくるか楽しみにしてた。そしたらむちゃくちゃ緊張してるし、何言ってるかよく分からなかったし。輩っぽい感じで来たいんだったら、もっとどっしりしろよって思いました。K-1初参戦で慣れてないのかもしれないけど、ガブっと飲み込んでやります」と、いつもと変わらない余裕の表情。続けて國枝が2連続KO勝利中であることについては「KOで勝ってる選手ですけど、自分は一発ももらわないように。そういう試合をして勝ちます」と自信を見せた。

K-1の歴史に残る武尊（左）と小澤（右）の激闘

　しかし、小澤は國枝と真逆の2連敗中。今年3月の『K’FESTA.4』で約1年半ぶりに再起したが、篠塚辰樹にスプリット判定で敗れている。「0点に近い試合でしたね。自分本来の動きができなくて。ブランクどうこうではなくて、いい感覚を持って試合ができなかった」と、篠塚戦を振り返った。その敗戦から5カ月間、走り込みで足腰を作るなど土台作りを一番に考えた練習を行い「前回の試合とは比べものにならないくらい仕上がった。『小澤海斗はあんなもんじゃねえぞ！』ってところを見せる」と、現在のコンディションに大きな自信を見せる。

　小澤は現在のフェザー級戦線について「新しい選手が出てくるのはいいんですけど、これといってインパクトがあるヤツがいない。あとは本気で人生を変えようと思って戦ってるヤツが少ない。まぁ、自分もここ2試合はくすぶってたんで、そこまでは言えないですけど、次は『やっぱり小澤海斗は違うよな』って試合をしたいですね。山本“KID”徳郁さんみたいな爆発的なKOで」といい、自身の目標について「俺の目標はK-1のベルトで、誰が持っているかは関係ない。で、今は椿原龍矢がチャンピオンだから、俺は椿原と戦いたい。次の椿原の挑戦者は誰だ？となった時に、みんなが小澤しかいないだろ！って状況にしたいし、そのためにはインパクトを残す勝ち方が必要じゃないですか。そういう試合をします」と、意気込んだ。

K-1初参戦の國枝、かつて憧れた小澤をKOで葬るか。©️K-1

　対する國枝は今回がK-1初参戦。小澤の印象を尋ねると「僕はK-1 JAPAN GROUPに来る前、地方団体だったりいろんなキックボクシングの団体で試合をしていたんですけど、その時結構（小澤の）ファンやって。衣装とかもカッコよかったし（小澤が）初めて武尊選手と初めてやった時も、僕は武尊選手じゃなくて小澤選手を応援していました。ちなみに当時SNSで『頑張ってください』ってメッセージを送ったこともあったんすけど、その時は既読無視されました」と、“昔”はファンだったことを告白。

　しかし、プロのファイターとして憧れと試合は別。「みんなはたぶんバチバチな試合を望んでると思うので、向こうが打ち合ってくれるんであれば僕もはじめから打ち合います。自分もK-1・Krushで戦うファイターになって、同じリングに立ってるわけじゃないですか。そうなった以上、昔ファンだったとかは関係なくて、対戦相手の一人としか思ってないし、自分も対等の位置まで来たと思っています。今はもう無視できへん存在になったと思うし、しっかりシバいて俺が追い越そうと思っています。小澤選手はずっとK-1のトップでやってきた選手かもしれませんが、僕みたいに新しい選手はどんどん出てきているし、時代は動いてるってところを試合で見せます」と意気込み、「3分以内で倒すつもりで、完全KOします」と1R KO宣言した。

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