【K-1】元ボクシング王者・京太郎、クルーザー級王者カリミアンに「蹴りなんていらない、パンチだけで行く」
9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』。K-1ヘビー級(-100kg)ワンマッチで対戦する京太郎(35=チーム京太郎)と、初代・第3代K-1WORLD GPクルーザー級王者のシナ・カリミアン(33=POWER OF DREAM)のインタビューが、主催者を通じて届いた。
【動画】京太郎が爆速パンチでKO勝利、カリミアン起死回生のバックブロー
京太郎は元々旧K-1を主戦場とし、09年には第2代K-1ヘビー級世界王者に就いた。11年に転向したプロボクシングでは日本、OPBF東洋太平洋、WBOアジアパシフィックヘビー級王座を奪取。昨年突如K-1への参戦を電撃発表し、今年3月の復帰初戦でBigBangヘビー級王者の実方宏介をKOで下した。
京太郎はカリミアンについて「結局はバックハンドブローだけでしょ。いや、よく(バックハンドブローを)使うなとは思います。ただパンチをもらうし打たれ弱いし、あの戦い方は身体によくないですよ。僕は試合だとほとんどパンチもらわないので」とカリミアンの激闘ファイトスタイルを疑問視する。
そのカリミアンのバックブローについては「バックハンドブローは全部対策分かっています。こうやれば相手はバックハンドブローを出せないというのが分かっていて、僕ほど格闘技IQが高ければ全て封じられます。もちろんもらったら痛いだろうし、もらったら僕の負けだと思っていますけど、バックハンドブローに頼っているようじゃ絶対に勝てないですよ」と自分に当たることは無いとする。
カリミアンの2mの長身についても「会見で並んでちょうどいい、やりやすい距離感だなと思いました。余裕でしょ。僕はずっと対2m用の戦い方を頭に入れてやってきたので、バチバチに行きます。体重を落としてクルーザー級でやっている人間と、無差別級で誰とでもやろうとしている人間の覚悟の違いが出るでしょうね」とリーチの差をものともしない。
さらに「バックブローに頼ってるようじゃ誰にも勝てないですよ。その考えでヘビー級でやろうっていうのもちゃんちゃらおかしいし、僕らがやってた旧K-1のヘビー級はそんな雰囲気じゃなかったですから」と経験の違いを見せつける。
最後に「もう1Rからバッチバチにいったります。蹴りなんていらないし、全部パンチでバッチバチにいったります。1Rからダッシュでいくんで、すぐに終わるんじゃないですか。僕のスピードには絶対ついてこれないです。蹴りを使わずパンチだけでバッチバチに行ったります。僕の作戦はこれだけです」とボクシングで磨いたパンチのみで倒しきると宣言した。
対するカリミアンは18年に初代K-1クルーザー級王座決定トーナメントで優勝し、同級王座を奪取。しかし昨年11月にK-Jeeに敗れ、3度目の防衛に失敗。今年3月のK-Jeeとのダイレクトリマッチでは、バックハンドブローで逆転KO勝ちし、再び王座に返り咲いた。
カリミアンは京太郎について「京太郎とは体重差があると思うが、そのことは特に気にしていない。特別なトレーニングを積んで筋肉を増やしたり、体重を増やそうということも考えていない。それよりも強い気持ちを作って、絶対に勝つんだという気持ちでこの試合に臨みたい」と自身より体重の重い京太郎相手にも動じることはない。
さらに「京太郎は会見でジョークを口にしたり、相手を茶化すようなことを繰り返して、自分を油断させる作戦なのかもしれないが、彼の実力はこれまでの経歴が物語っているし、素晴らしいファイターであることは理解している。彼はこれまで私が戦ってきた中でも一番のファイターだと思うのでリスペクトしている」と京太郎の挑発にも惑わされない。
最後に「私は試合において強い気持ち・精神力が何より大事だと思っている。京太郎はK-1だけでなくボクシングのキャリアもあるが、私はどんな展開になっても強い精神力で立ち向かう。そういう準備をしてきているので、最後は気持ちで戦いたい」と、強い気持ちが勝負を決めると意気込んだ。
▶次ページ【動画】京太郎が爆速パンチでKO勝利、カリミアン起死回生の一撃KOバックブロー
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・京太郎とクルーザー級王者カリミアンがヘビー級マッチで激突「どんな相手でも戦う自分は覚悟が違う」(京太郎)
・京太郎がヘビー級ボクシングの爆速パンチでKO勝利、実方は起き上がれず(動画あり)
・安保瑠輝也、決勝で”対戦予定”の野杁正明に「勘違いすんなよ」野杁の弱点も把握
・武尊、卜部功也らが次々と京太郎の“悪事”を暴露「もうジャイアンにしか見えない」
・五輪 柔道美女ビロディド、大きなスリットのスカートと腹出しドレスでセレブサミットに参加
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!