2021/09/17（金）UP
（最終更新：2021/09/27 16:56）

朝倉海のスピード攻略に自信を見せるヤマニハ©️RIZIN

　9月19日（日）さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.30』へ向けて、試合前の個別インタビューが行われた。今大会メインイベントの[第10試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント2回戦]で、朝倉海（27＝トライフォース赤坂）と対戦する、アラン“ヒロ”ヤマニハ（35＝ボンサイ柔術）が、インタビューに答えた。

　ヤマニハはライト級新王者のホベルト・サトシ・ソウザ、朝倉未来を三角絞めで失神させ勝利したクレベル・コイケと同じブルテリア・ボンサイ所属の日系ブラジル人。柔術黒帯の実力を持ちながら、これまで17勝のうち4つのTKOと3つの一本があり、打撃でも寝技でもフィニッシュできる能力を持つ。バンタム級GP1回戦では”投神”倉本一真相手に、1、2Rでスタンド・グラウンド共にアドバンテージを取り判定勝利した。

パワフルな打撃をヒットさせるヤマニハ

　対する朝倉はバンタム級GP優勝候補の筆頭株。1回戦ではレスリングをベースとし”マジカルチョーク”の使い手である寝技師・渡部修斗に、強烈なパウンドで1R TKO勝利。打撃力とフィジカルの強さを見せつけ勝ち上がっている。

　ヤマニハは減量が上手くいっているのか、精悍で落ち着いた表情で「早く試合がしたい」と開口一番。改めて海の印象を問われると「有名、強い選手」と即答。「でも、同じ人間。自分たちと一緒」といい、試合も「アグレッシブな戦いになる」と気後れしない構えを見せた。

会見に出席した朝倉（左）と、対戦するヤマニハ

　今回の試合、スピードや打撃力が秀でる海への下馬評有利の声が多く聞こえるが、ヤマニハは気にする素振りを見せず、「相手のスピードにタイミングを合わせる」と、“スピード”攻略に自信をみせた。

　また、今回の戦いは「チーム・ボンサイ」としても、vs.朝倉兄弟との負けられない大事な一戦。セコンドにつくサトシは、ヤマニハの強さについて「パンチが違う。私はたくさんのライト級の選手とスパーリングをやっているが、それと比べても彼のパンチは重い。一回のミスから、ヒロ（ヤマニハ）のパンチが当たれば、KOのチャンスができる」と、仲間のKO勝利の可能性を支持した。

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