【K-1】大阪決戦の椿原龍矢vs軍司泰斗、5度目の対戦で互いに因縁決着を望む「打ち合いになっても打ち合える」(椿原)
12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級タイトルマッチ~』。K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1Rで激突する、王者・椿原龍矢(22=月心会チーム侍)と挑戦者・軍司泰斗(22=K-1ジム総本部チームペガサス)のコメントが主催者を通じて届いた。
両者はアマチュアでは1勝1敗、プロとなってからはKHAOSとKrushで1勝1敗の戦績を残している。今回で5回目の対戦となる両者が、K-1のベルトをかけた完全決着戦に挑むことになった。
椿原はK-1甲子園王者になった後にプロデビュー。K-1・Krushを主戦場に戦い、スーパー・バンタム級のトップファイターとして活躍を続け、20年からフェザー級に転向。20年9月に当時の王者・江川優生に番狂わせを起こすと、今年3月にはタイトルマッチでの再戦に勝利してベルトを巻いた。今年5月には王者としての初戦で玖村修平と対戦、持ち前のステップワークと的確な攻撃で勝利を収めている。
椿原は大阪を拠点に活動する月心会チーム侍所属のファイター。初防衛戦は自身のホーム大阪での戦いになった。「防衛戦は絶対やらなあかんことで、軍司選手は強い選手に勝って上がってきたので、絶対試合をするやろなとは思っていました。だから『やった! 防衛戦が大阪や!』という感じです」と大阪の戦いを楽しみにしている。
今回で5度目の対戦となる軍司との戦いになる。「同じ人とこんなに試合することがあるんや”と思います。僕は基本的に他の選手の試合ってあまり見ないんですけど、軍司選手のことは気にはなっちゃうし、3回目やったあとぐらいから、またやりそうやなって気はしていました」とプロキャリアの中で意識する存在であった。
因縁にピリオドを打ちたいかとの質問には「もう僕が軍司選手とやるのはいいでしょ(苦笑)。僕と軍司選手がやったのってK-1甲子園の準決勝、K-1甲子園の決勝、KHAOSのメインイベント、Krushの王座決定トーナメントという感じでちょっとずつステージが上がってきています。それで次がK-1のタイトルマッチでしょ。僕と軍司選手が決着をつけるのにこれ以上の舞台はないので、、僕がしっかり勝って僕たちの因縁の最終回にします」と答える。
椿原としても、王者の意地は当然ある。「もちろん差も見せますし、やっぱり自分のスタイルで倒したい。僕のスタイルは誰でも出来るスタイルじゃないし、距離をとって戦うだけじゃなくて、もし打ち合いになっても打ち合えるぞっていうスタイルを見せたいと思います」と実力差を見せて勝つつもりだ。
椿原は、王者になってからフィジカルトレーニングに着手。前回の試合から7ヶ月の調整の期間を経て、防衛戦を迎える。そのトレーニングの成果も実感している。「戦い方の面でも「僕って今まで作戦を立てて戦うことがなかったんですけど、フェザー級に上げてからはちゃんと作戦会議をして、作戦を立ててやるようになった。頭を使って戦うようになっているので、軍司選手はビックリするんちゃうかと思います」という。
最後にファンに向けて「大阪で試合が決まって、しかも防衛戦です。めっちゃ楽しみやし、めっちゃ強くなっているので、みなさんめちゃめちゃ楽しみにしとってください。フェザー級戦国時代って言われてますけど、僕が戦国時代を終わらせて、軍司選手と完全決着をつけて、フェザー級を天下統一します」とメッセージを送った。
対する軍司は15年にKrushでプロデビュー、翌16年にK-1甲子園優勝を果たすと17年9月には第2代Krushバンタム級王座を獲得。その後は階級を上げて、スーパー・バンタム級で戦績を積み重ね、20年12月からはフェザー級に階級をアップして、元Bigbangスーパー・バンタム級王者の亀本勇翔を相手にKO勝利。さらに今年9月には現Krushフェザー級王者・新美貴士からも勝利を収めて、3連勝中で今回のチャンスを得た。
フェザー級転向以降は3戦3勝と連勝を重ね、タイトル戦に選出された軍司。スーパー・バンタム級(55kg)で戦っていた際より、現在のフェザー級(57.5kg)の方が「全然動きがよくなって、力も出せるようになってきた。今までは減量がキツかったこともあって、試合で普段の動きが出せなかったので、この階級にしてから練習通り動けてるなというのは感じます。今は当日のウォーミングアップから、パワーとスピードを感じています」というように、適正と認識している。
5度目の対戦になることに関しては「今までは五分五分の試合が多かったので、今回はしっかり差をつけて、ここで勝って完全決着をつけたいです。見ている人たちも、6度目の対戦はつまらないと思うし、僕ももうさすがにいいかなって思うので(苦笑)ここで終わらせたいです」と椿原同様、因縁に決着をつけたいという。
椿原はフットワークを使って動き続け、自身の攻撃を的確に当てるスタイル。今年3月に江川優生からタイトルを奪取した際には、アウトボクシングスタイルで江川を撃破して、話題を集めた。
そのスタイルに関しては「逃げてるってわけじゃないと思うんですけど、動いて動いて戦う選手なんで、逃げられないようにしっかりと最後に仕留めたいなと。今回はベルトをかけた試合になるので、K-1の見本になるじゃないですけど、そういう試合をしたいというか。ぶっちゃけ僕の方がK-1らしいアグレッシブな試合をすると思うんで、そういう部分では僕の方がK-1チャンピオンに向いていると思います」と語る。
最後に「次で椿原選手とは5回目なので、しっかりここで差をつけて、KO決着で終わらせたいです。前チャンピオンの江川優生選手が倒せなかった選手を、KOという形で終わらせられれば誰も文句を言わないチャンピオンになれると思ってるので、KOで勝ってベルトを巻きます」とKO宣言をした。
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