2021/10/11（月）UP
（最終更新：2021/10/11 20:45）

K-1フェザー級王者・椿原（左）に軍司（右）が挑む

　12月4日（土）エディオンアリーナ大阪（大阪府立体育会館第1競技場）で開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の対戦カード発表会見が本日11日（月）都内にて行われた。
　K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチとして、王者・椿原龍矢（22＝月心会チーム侍）vs挑戦者・軍司泰斗（22＝K-1ジム総本部チームペガサス）の試合が決定。椿原は初防衛戦となる。

【動画】椿原の豪快なハイキック！失神KO勝利の瞬間

ベルトを横に置き、会見でコメントする椿原

　椿原はK-1甲子園王者になった後にプロデビュー。K-1・Krushを主戦場に戦い、スーパー・バンタム級のトップファイターとして活躍を続け、20年からフェザー級に転向。20年9月に当時の王者・江川優生に番狂わせを起こすと、今年3月にはタイトルマッチでの再戦に勝利してベルトを巻いた。今年5月には王者としての初戦で玖村修平と対戦、持ち前のステップワークと的確な攻撃で勝利を収めている。

　対する軍司は15年にKrushでプロデビュー、翌16年にK-1甲子園優勝を果たすと17年9月には第2代Krushバンタム級王座を獲得。その後は階級を上げて、スーパー・バンタム級で戦績を積み重ね、20年12月からはフェザー級に階級をアップして、元Bigbangスーパー・バンタム級王者の亀本勇翔を相手にKO勝利。さらに今年9月には現Krushフェザー級王者・新美貴士からも勝利を収めて、3連勝中で今回のチャンスを得た。

17年5月の『KHAOS』では椿原（右）が軍司（左）に勝利

　両者はアマチュアでは1勝1敗、プロとなってからはKHAOSとKrushで1勝1敗の戦績を残している。今回で5回目の対戦となる両者が、K-1のベルトをかけた完全決着戦に挑むことになった。

　軍司は、意気込みを求められると「フェザー級に上げて次で4戦目ですが、早い時期にタイトルマッチで組んで頂いたことに感謝しています。椿原選手は（次の対戦で）5戦目になるけど、しっかりここで圧倒的な差で勝ってチャンピオンになりたい」と王座戴冠を宣言。

18年12月の『Krush』では軍司（右）が椿原（左）に勝利

　それを聞いた椿原は「今年も大阪大会に呼んでもらえて嬉しい。せっかくチャンピオンになったのに、いつまでも“戦国時代”と言っていても一番強いのは俺。さっさと戦国時代を終わらせて天下統一を大阪でしようかなと思っています」と気合いのコメント。

　王者・椿原にとって軍司はプロでは格上の存在であった。プロの舞台で先にベルトを巻いたのも軍司であり、これまでの対戦では挑む側での戦いだった。しかし、自身がチャンピオンになったことで立場が逆転、今度は軍司を迎え撃つ立場になった。「しっかり叩き潰そうと思っている」と覚悟を見せる。

王座奪取へ意気込みを語る軍司

　一方の軍司は、これまでの椿原の戦いを見て「前やった時より強くなっている。ディフェンスの面でもすごい成長している、強いなとは感じます」と高く評価している。だが「ぶっちゃけ僕の方がアグレッシブな試合をするし、そういう部分ではチャンピオンに向いていると感じる」と、王者としてふさわしい選手は自身であると言い放った。

＜対戦決定カード＞
▼K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ3分3R（延長1R）
椿原龍矢（22＝月心会チーム侍/第4代K-1 WORLD GPフェザー級王者/
K-1甲子園2017 -55kg王者/K-1甲子園2016 -55kg準優勝/K-1甲子園2015 -55kg準優勝/第6回K-1チャレンジAクラス-60kg優勝）
vs
軍司泰斗（22＝K-1ジム総本部チームペガサス第2代Krushバンタム級王者/
K-1甲子園2016 -55kg王者）

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