2021/12/25（土）UP
（最終更新：2021/12/25 22:37）

海人が仕上がった肉体で計量パス

　12月26日（日）東京・後楽園ホールで開催『SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival』の前日計量が、25日（土）都内にて行われた。
　メインイベントに登場するS-cup2018世界王者・海人（TEAM F.O.D）は、バキバキの肉体に仕上げて69.55kgでクリア。対戦相手のジョー・FELLOWGYM（タイ）は、69.65kgでパスした。

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　海人は当初、現在空位のSB日本ウェルター級タイトルマッチを行う予定だったが、タイトルマッチにふさわしい相手である外国人の招聘がコロナ禍の影響で難航したため、タイトルマッチは来年に延期となった。今年11月にRISEで中島将志に勝利し、現在8連勝と波に乗る。

ジョーが片手マッスルポーズ

　対するジョーはムエタイファイター。NJKFなどのリングで定期的に戦績を重ね、健太などの日本のトップファイターと対戦経験を持ち、徹底した首相撲からのヒザ、遠い間合いでもパンチ、ミドルを出し続けるスタイルを特徴とする。昨年は地上最も過激な格闘技として知られるミャンマーの伝統格闘技ラウェイにも挑戦し、本家ラウェイ戦士とダウンを奪い合う激闘を繰り広げたばかりだ。

　計量後の記者会見で海人は、「対戦相手がなかなか見つからない中、いてくれたことに感謝します。やらんかったら良かったと後悔しない試合をしたいと思います」と語り、ジョーは「試合を組んでいただき、シュートボクシングに参加できることを嬉しく思います。海人は強い選手だと思いますが、私の方が強いことを証明します」と返した。

明日の試合に出場する選手たちと、シーザー会長（中央）

　海人は、今年9月にムエタイの強豪チャンスック・バーテックスジムを判定で下したばかり。今回は、再びのムエタイ選手との対戦となるが、「KOも含めて、全局面で上回って倒したい」とパーフェクトでの勝利宣言をした。2022年へ向けては、「世界の強い選手と戦いたいですね。自分からいく覚悟でいます」と飛躍の年にする決意を語った。

　そのためにも、今年最後の試合を勝利で飾りたいところ。海人が9連勝を達成してタイトル挑戦に弾みをつけることができるか、それともジョーが実力を発揮するのか注目のゴングは明日に迫った。

　なお、今大会に出場選手の主要コメントは以下の通り。

（左から）笠原弘希vs重森陽太

笠原弘希
「久しぶりに後楽園ホールでたくさんのお客さんの前で試合ができることを嬉しく思います。自信をもってぶつかってリベンジを見てもらいます」
vs
重森陽太
「2年前に参戦させていただき、こうした参戦させていただくことができて、ありがとうございます。前回は延長で勝ちましたが、笠原選手はこの階級のトップクラス。二度勝つことに意味があると思っていますし、自分の成長を楽しみしています」

笠原友希
「チャンピオンが集まった大会に参戦できて嬉しいです。手塚選手は強いですが、やる気があるので、ベルトを奪いにいきます」
vs
手塚翔太
「3回目の対戦になりますが、2回負けているので、3回目に勝ってベルトを獲りたい。新しい階級で3回目の戦いになりますが、僕の方が強いことを証明します」

植山征紀
「2年ぶりのホームになりますので、強い植山を見せます。初防衛戦になりますが、防衛してこそ真の王者だと思いますので、楽しみしていてください」
vs
竹野元稀
「僕がチャンピオンになって風吹ジムに18年ぶりにベルトをもって帰りたいと思います。チャンピオン。よろしく！」

（左から）村田聖明vsイモト・ボルケーノ

村田聖明
「全力で戦うつもりでいます。ベルトを失ってから時間が経っていて、あるとないのとでは発言権が違うので、何としても獲って、来年は強い選手と戦っていきます」
vs
イモト・ボルケーノ
「明日は、初めてのタイトル挑戦。ここをしっかりと獲って、次につなげたいと思います。明日はふたり（※同じジムの佐藤執斗）でベルトを獲ります」

伏見和之
「明日は最後のチャンスだと思って、全力を出し切って、その後のことは終わってから考えたいです」
vs
佐藤執斗
「タイトルマッチということで、デビューからいろいろな団体で試合をしてきましたが、シュートボクシングのタイトルが一番、欲しいので、しっかり獲って、良い未来を築きたいです。明日はベルトを獲ります」