2021/12/29（水）UP
（最終更新：2022/07/08 15:59）

「格の差を見せたい」と語る女王・浜崎©️RIZIN

　12月31日（金）さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.33』の試合前インタビューが、12月29日（水）に行われた。
[RIZIN 女子MMAルール（49.0kg）5分3R]で、DEEP JEWELSストロー級王者の伊澤星花（24=フリー）と対戦する、女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加（39=AACC）がインタビューに応じた。

　浜崎は現在の心境を「4回目の大晦日出場なので、ありがたく思っていますし、すごく楽しみです」と、笑顔を見せる。

会見で対峙する浜崎（左）と伊澤（右）

　しかし、今回の対戦相手の伊澤は侮れない相手。伊澤はレスリング、柔道、女子相撲で実績を残し、昨年10月にMMAプロデビュー。3戦目にしてDEEP JEWELSストロー級のタイトルに挑戦し、当時の王者・本野美樹に一本勝ち。わずか8ヶ月で王座戴冠した超新星だ。

　その印象を尋ねると「レスリング柔道ベースで、ファイトスタイル的に似ているのかな」といい、マッチメイクについて、「超新星、若手で勢いがある選手、対ベテランは盛り上がる。一緒に盛り上げてその中で格の差を見せたい。私は打撃をやりたいし、寝技でも極められる強さは持っているので、ストライキング、寝技の勝負になっても優位に立った試合をしたい」と、揺るがない自信を見せた。

9月にパンクラス女王・藤野恵実（左）と激闘の浜崎（右）。両者の拳が同時にヒットする瞬間！

　その実力は確かにしても、ネームバリューとしてはまだこれから積み上げていく段階の伊澤。浜崎にとって「メリットは少ない試合なのでは？」との質問が上がると「それは思っている。立場的に追う方が強いので、そこで守りに入らずに挑戦者のつもりで攻め続けたい。メリットを考えて試合は受けていないので、そこは関係ない」と、相手を選ばない謙虚な態度が、勝利への自信をより一層際立たせた。

　さらに、今回の大晦日の1番には、AACCで師匠であった藤井恵がセコンドにつくことになるという。
「ずっと藤井さんが広島に行ってから、アメリカに行く時についてもらっていて、集大成ということで藤井さんに付いてもらいたい気持ちがあってお願いしました」と、ノンタイトル戦であるものの、絶対に負けられない一戦になったようだ。

　集大成を意識し、大晦日の戦いに挑む女王・浜崎と、番狂わせを狙う超新星・伊澤の激突。果たして、勝利の女神はどちらに微笑むか。

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