2022/01/01（土）UP
（最終更新：2022/01/01 08:04）

笑顔で勝利を報告する三浦。カズダンスは控えめにしたようだ

　12月31日（金）にさいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.33』のRIZIN MMAチャレンジルール（66.0kg）3分3Rで YUSHI（33＝Potencial GYM）との試合でデビューした三浦孝太（19＝BRAVE）が試合後のインタビューに応じた。

【フォト】三浦がサッカーボールキックでKOする瞬間

　リングサイドで両親のキングカズ夫妻が見守る中、三浦は「緊張していなくて大丈夫かなと思っていました。お父さんからも『堂々としろ』と言ってもらって、平常心で臨めました」とプロデビュー戦とも思えない堂々とした戦いを見せた。
　打ち合いを見せた直後にギロチンチョークで落としそうになった場面では、「ギロチンが得意なんで絞めていたら、力が抜けてきたので落ちたのかと思ったら、回復してきたので凄いですね」と振り返った。

帝釈天のお守りを持って微笑む三浦。プロ格闘家への道が始まった

　そして、ギロチンが決まらないと三角絞めをセット。これが不完全だと見ると腕十字に連携。最後はパウンドから、サッカーボールキックで1R KO勝ちを収めた。

　フィニッシュのサッカーボールキックは、「盛り上がったらいいなと思っていましたが、なかなかあの形になるのは難しいと思っていました。まさか、あの展開からあそこに相手の顔が来るとは思っていなかったです。でもサッカー時代はフォワードだったので、格闘技はボールより速いものを蹴ることはないので問題なかったです」と振り返る。

　フィニッシュの練習はしていなかったそうだが、「今回の試合前に、サッカー時代からやっていたアップのストレッチでサッカーボールキックをやっていましたので、それをやっていました」と三浦。

三浦がサッカーボールキックでKOする瞬間

　試合後は、父・キングカズから「おめでとう」と声をかけてもらい、抱き合った三浦。勝利のカズダンスについては、「最初はやろうか迷ったんですが、お父さんはサッカーが誰よりも大好きでファンの人たちと喜びを分かち合うためにやっていること。僕が簡単にマネをしていいものではない。最後のパフォーマンスだけマネさせてもらいました」と指を突き上げるパフォーマンスをしたという。

　今後については、「サッカー界からこっちへ来て、盛り上げたい気持ちがあります。まだ、お父さんのことで盛り上がる感じになると思いますが、それは気にしないで結果を出していきます」と三浦は声を弾ませた。

　ちなみにキングカズは、白いスーツでYUSHIに抱きついて感謝の思いも伝えたそうだ。悔しそうにしていたYUSHIだが、「さすが国民的スターですね」と感激していた。

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