2022/01/27（木）UP
（最終更新：2022/01/27 12:33）

2021年のK-1MVPを獲得した野杁は、6月メガイベントでSB世界王者の海人との対戦をアピールした

　1月26日（水）都内にてK-1JAPAN GROUPの年間表彰式として『K-1 AWARDS 2021』が行われ、K-1 JAPAN GROUPで21年に活躍した選手たちが表彰された。最も輝かしい活躍を見せた栄えあるMVPは、第2代K-1 WORLD GPウェルター級王者・野杁正明（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）に決定した。

　受賞となった野杁は関係者へ感謝の気持ちを述べた後、「6月に武尊君vs天心の試合が決まっていて、僕もぜひK-1を代表して出たい。ラブコールも貰っていますし、決まっていないんですが、暇なので出させてほしいと思っています」とアピールした。

囲み取材での錦鯉（左右）と野杁

　授賞式後の囲み取材で錦鯉と一緒に3人で対応した野杁は、「今後はトリオでやられますか？」と記者から質問されると、「では僕は蹴る役で」と蹴るマネをすると錦鯉の2人が怖がるという一幕があった。穏やかな雰囲気の囲み取材となったが、6月にも予定されているメガイベントの話になると表情が一変した。

昨年12月はムエタイ強豪をKOで下した海人。ウェルター級日本人頂上決戦が実現するか

　希望する対戦相手を聞かれた野杁は、「相手は海外の選手がいいですが、天心と武尊の日本人対決なので、以前からラブコールを受けているシュートボクシング（SB）の海人選手ですかね。あとは、対戦しても意味がないです。体重は何キロでも受けて立つ」と宣言した。

　SB世界王者の海人は、以前より野杁との対戦を熱望しており、SNSを通じて交流していた経緯があった。この背景には、『K-1 AWARDS 2021』にサプライズで出席したRIZINの榊原信行CEOの呼びかけがある。メガイベントの開催を発表した時だけではなく、この授賞式でも「『俺が天心・武尊を食ってやる』という選手は名乗りを上げてほしい」と呼びかけており、まずは野杁が名乗りを挙げた形になった。

海人は自身のTwitterで昨年末に対戦をアピールして、野杁と交流していた

　これに対して海人も、自身のTwitterで昨日26日、「お互いの意見も合致したし、6月野杁正明選手と決定でよろしくお願いします」と答えている。2月16日の『RISE FIGHT CLUB』で木村“ケルベロス”颯太と対戦する山口侑馬が海人のTwitterに「海人vs野扖選手はほんまに観たいな〜。俺まじで海人勝つと思うねん。まじで」とコメントを寄せており、このまま対戦が決まれば話題を呼びそうだ。

　海人は、2月13日のSB後楽園ホール大会でHOOST CUP日本EXミドル級王者のチューチャイ・ハーデスワークアウトジム（タイ）との試合が決まっている。まずは、ここをクリアしたいところだ。

　那須川天心と武尊が注目されているが、ドリームマッチはまだまだ尽きない。榊原CEOは、「格闘技を本当にメジャースポーツにしたい。サッカー、野球に負けないくらい、他のスポーツに負けないくらいの力があるので、僕らがもう一歩上のステージに行くイベントになればと思います」と力説しており、そのための舞台は揃った。あとは、他の格闘家がどんなアピールをしていくのか楽しみだ。

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