2022/02/09（水）UP
（最終更新：2022/02/09 20:55）

会見に欠席の石井慧のパネルと京太郎（右）

　4月3日（日）、K-1年間最大のビッグマッチ『K’FESTA.5』（東京・国立代々木競技場第一体育館）でK-1無差別級トーナメントの開催が発表された。
　旧K-1では1993年4月に無差別級トーナメントを行なっているが、14年発足の新生K-1では初の無差別級トーナメントとなる。

【動画】これぞヘビー級！京太郎、そしてサッタリの一撃の瞬間

　海外選手の招聘が難しい中、日本人および、日本に在留する選手を中心に構成するが日本人のK-1重量級選手も揃い始めた。

石井と実方

　このトーナメントには昨年からK-1参戦の柔道北京五輪金メダリストの石井慧や元ボクシング日本へビー級王者の京太郎をはじめ、前K-1 WORLD GPクルーザー級王者のK-Jeeや、イラン出身で一昨年の参戦から5戦全KO勝利のマハムード・サッタリなどが参戦する。

　石井慧（クロアチア/チーム・クロコップ）はMMAを主戦場にしてきたが、昨年9月よりK-1に参戦し2連勝中だ。対するはキックの第2代Bigbangヘビー級王者の実方宏介（日本/真樹ジムAICHI）。実方は昨年3月に京太郎にKO負けしたが7月に丸山公豊にKO勝ちし再起した。実方は「石井選手はRoad to 京太郎と京太郎選手にアピールしてるんで、一回戦でしっかりぶっ倒して優勝したいと思う」と優勝宣言。

トーナメント全選手

　対する石井は会見に欠席し、ビデオレターでメッセージ「練習を積んでこのトーナメント勝ちたいと思います。トーナメントに向けて10R、やる気満々で準備しています。前回の試合よりも20％成長した姿を、さらに頭を使って勝つ姿を皆さんに見せたい。目標である京太郎選手と戦うために必死で頑張っていきます」と京太郎戦を目標に意気込んだ。

　元ボクシング王者・京太郎（日本/チーム未完）は坂本英則（日本/修実館）と対戦する。坂本はK-1初参戦で2019年にJ-NETWORKとKROSS×OVERのヘビー級王座を獲得。石井と一回戦で戦う実方宏介とは2戦2勝の実力を持つ強豪だ。

京太郎vs坂本

　京太郎は昨年9月以来の参戦となる。この対戦は今月27日に行われる予定だったが、このトーナメントに移動した。

　京太郎は「2年連続で試合が延期になるのか気になっています。そこのところ厳しい、トーナメントも厳しいです」というと、坂本は「初参戦させてもらうんですけど、誰も知らない中、優勝できたら」と意気込んだ。

K-Jeeとサッタリ（右）

　また、前K-1クルーザー級王者K-Jee（日本/K-1ジム福岡チームbeginning）はK-1グループ5戦全KO勝利のマハムード・サッタリ（イラン/TEAM ŌTA/ICF）と、いきなり優勝候補同士がぶつかる。サッタリの全戦績は16戦 16勝(9KO) 無敗。激しい試合が予想される。

　さらにもう一組はANIMAL☆KOJI（日本/LEGION TOP TEAM/ALIVE）と谷川聖哉（日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が対戦する。ANIMALは柔道をベースにMMAから20年11月にK-1に参戦し、RUIをKO。昨年3月には愛鷹亮にも判定勝利し勢い付くも12月にはサッタリにKO負けしている。谷川も昨年7月にKO負けしており、両者はまず一回戦を勝ってサッタリにリベンジしたいところだ。