2022/02/17（木）UP
（最終更新：2022/02/17 21:00）

元K-1王者・村越（左）と武林風世界王者・朝久（右）が激突

　2022年4月3日（日）東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN～K’FESTA.5～』の対戦カード発表記者会見が、2月17日（木）都内にて行われ、第2代K-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰（湘南格闘クラブ）vs武林風WLF -60kg級王者・朝久裕貴（朝久道場）の一戦が決定した。

【動画】これが朝久空手の恐ろしさ！強豪MOMOTAROを失神KO！

　村越はサウスポーから繰り出される三日月蹴りをはじめとした蹴り技を武器に、テクニックで相手を完封する戦いが持ち味。那須川天心、武尊、レオナ・ぺタスなど多くの強豪選手と対戦してきた。今回は、元K-1王者として中国でベルトを巻いた朝久を迎え撃つ。

強烈な蹴り技を放つ朝久

　一方の朝久は、現・K-1ライト級王者の朝久泰央の兄。16年からは中国の格闘技イベント「武林風」に定期参戦し、中国でも活躍。多彩な蹴り技で中国のファンを魅了する人気ファイターとなった。昨年9月にはMOMOTAROとK-1のリングで戦い、KO勝利している。父であり師匠の朝久篤館長の元で作り上げた、朝久空手を武器にK-1のリングに上がる。

ONEで活躍したMOMOTAROを沈めた朝久

　対戦相手の印象について聞かれると、朝久は「上手くはないのかなと思います。運が絡んでいる部分がある」、村越は「めんどくさいなあという感じです」とそれぞれ独特なコメント。

　朝久は、村越のテクニックを使いながらいなすファイトスタイルに対して、運要素が絡んでいると分析。村越は、朝久空手の前蹴りなどの蹴り技を使う戦い方を見て「めんどくさい」と表現しているのかもしれない。

ボディを攻める村越

　中国の舞台でベルトを巻いた朝久は、村越のテクニックをどのように見ているのだろうか。これまで、その戦い方が出来たのは「対戦相手のレベルが低いから」と一刀両断。「僕を完封するつもりだと思うけど、僕はKOで勝ちます。判定まで行ったら村越選手の勝ちで良いくらいの気分。必ずKOで勝つ」と、KO負けの少ない村越をKOすると言い切った。

　一方の村越は「ずっと俺は武尊選手ともう一回やりたいと言っていましたが、武尊選手と出来る可能性は低いのかなと思っている。純粋にもう一回ベルトを巻きたいと思ったので、そこを目指します。朝久選手は強いし、トップ対決かなと思っている。ここを勝って自分だけ抜けたい」と勝利への意気込みを話す。