2022/03/11（金）UP
（最終更新：2022/03/11 12:13）

梅野のパンチをかわし接近戦に持ち込む皇治、これがバッティングにつながった

　3月20日（日）大阪・丸善インテックアリーナにて開催する『RIZIN.34』で皇治と梅野源治が再戦する。
　前回の対戦は、昨年6月に行われた初戦では、皇治の偶発的なバッティングによりノーコンテストとなったが、今回の再戦でもバッティングが起こるのではないかと専門家やファンから心配の声が上がっている。

【フォト】皇治と梅野戦のバッティング決定的場面、別角度も

梅野との再戦発表記者会見で皇治は、一瞬だけかぶっていたお面をとった

　皇治は、4日前の7日の自身のTwitterで、「今回はヘディングやなくてちゃんとぶっ倒したるから心配せんでええ。せやけど、もう1回当たってもうたら痛い痛い言うんやから、ひょっとこさんキャッチャーマスク必ずかぶっとくように！」とメッセージを配信した。これに対してファンは、「金的とバッティングのコンビネーションは不要」や「当たる前提の話なのか」など心配する声が寄せられた。

　会見でもキャッチャーマスクを提示した皇治に梅野は「バッティング有りでいいから、ヒジ打ち有りでやろう」と提案。最終的にはヒジ打ちなしのルールが採用されることになりそうだが、本番がどうなるのか気になるところだ。

梅野はバッティング有りでもいいからヒジ打ち有りを提案した

　8日に配信された魔裟斗のYouTubeチャンネルでも、皇治の再起戦について言及。皇治は今回の試合に対してトレーナー陣に反対されたことを公表し、魔裟斗は「そりゃあ、反対するわ。試合やるつもりで調整してなかったのに、急に試合することになったら、土居（進）さんと飯田（裕）さんは俺の方が付き合いが長いからよく分かるけど、完璧に仕上がっていないのに出したくないでしょう」と指摘した。

　皇治を指導している土居トレーナーや飯田トレーナーは、かつてのチーム魔裟斗のメンバー。土居トレーナーはフィジカル担当で、朝倉未来も指導している。飯田トレーナーはボクシング担当で、皇治のパンチを修正するために昨年就任したばかりだ。

　二人のカリスマトレーナーの反対を押し切ってでも強行出場したのは、「RIZINで負け込んでいるし、ここで断ったら、『じゃあいいや』となるよね」と皇治が置かれている厳しい現状を分析した。さらに、「普通に見合ったら、（梅野は）ムエタイのチャンピオンなのでうまいから、勝てない。前に出るしかない。前に出ると必然的にバッティングがなる可能性が高い」と前回と同じ展開になる可能性もあるという。

　皇治は同じく8日のTwitterで、「どんな逆境やろうが俺は諦めへん。後12日」と決意を表明したばかり。梅野との再戦はスッキリした決着を望んでいる皇治だが、悪夢の再現にならないことを祈りたい。

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