2022/03/10（木）UP
（最終更新：2022/03/10 08:07）

元K-1王者のK-Jee（左）と現Krushクルーザー級王者マハムード・サッタリ（右）が初戦で対戦する

　4月3日（日）、K-1年間最大のビッグマッチ『K’FESTA.5』（東京・国立代々木競技場第一体育館）にて行われる「K-1無差別級トーナメント」の1回戦で対戦する、前K-1クルーザー級王者K-Jee（日本/K-1ジム福岡チームbeginning）と現Krushクルーザー級王者マハムード・サッタリ（イラン/TEAM ŌTA/ICF）のコメントが主催者を通じて届いた。

【動画】K-Jeeが流血の大逆転KO勝利＆サッタリが“左フック一撃”で30秒殺KO！

　K-Jeeは福岡出身のファイターで、20年のK-1福岡大会ではシナ・カリミアンをKOしてK-1王座を戴冠。21年3月にはカリミアンとの再戦でベルトを失ったが、21年7月の2回目のK-1福岡大会では愛鷹亮との倒し倒されの激闘をKOで制している。

カウンターの右のパンチを放つK-Jee（右）

　K-Jeeは初の無差別級トーナメントの開催に「今のK-1は軽量級の人気があって、それに負けたくない重量級の選手がいる。今回の無差別級トーナメントは重量級をアピールする・軽量級を越える大チャンスなので、むちゃくちゃ嬉しいです」とワクワクしているようだ。

　サッタリについては「瞬発力やポテンシャルがずば抜けていて、そのまま相手を飲み込むタイプ」と分析し、「俺は相手のそういう点を利用して試合を組み立てられるタイプ。俺は相手にチャンスだと思わせておいて削っていく。それで俺がどこまでいけるかっていう感じじゃないですかね」と試合展開を予想する。

地元の福岡で逆転勝利を果たしたK-Jee

「技術を持っていることと試合の組み立ては別の話なので。ポテンシャルは間違いなくあっちの方が高いですが、俺がサッタリに勝てば“ちゃんと試合を組み立てたんだな”ということを証明できると思います」と、サッタリ攻略にひそかに自信をのぞかせる。

　最後に「優勝するのは当たり前で、優勝して満足するのではなく、優勝した時に『自分がK-1のどの位置にいるか？』『周りからどう見られているか？』が大事だと思っています。ただ3試合勝って優勝しただけでは“無差別級で一番になったんだね”で終わりです。それだけじゃなくて、このトーナメントでどれだけ重量級の位置を上げられるか。どれだけ重量級の熱を人に伝えられるか。自分が優勝すれば、盛り上がっている軽量級に追いついていけると思うので、そういう戦いを見せたいです」と、強い覚悟を示した。

右フックなど一撃で相手を破壊するパワーを持つサッタリ（左）

　対するサッタリは16戦 16勝(9KO) 0敗 0分のパーフェクトレコードを持つイランの暴君。21年11月にK-1グループに初登場し、谷川聖哉や加藤久輝、ANIMAL☆KOJIなどの強豪日本人相手に5連続KO勝利中と負け知らずのファイターだ。

　今回のトーナメント参戦について「自分自身にとっての挑戦だと捉えている。Krushのチャンピオンになることは自分の中で最初のステップだったが、今回のトーナメントはその次の大きなステップという認識で捉えている。このトーナメントが自分にとって大きなステップになることは間違いないし、このトーナメントは自分が一番だ・ベストだということを証明する舞台」との認識。