2022/03/31（木）UP
（最終更新：2022/03/31 22:55）

浜崎は伊澤星花とのダイレクトリマッチに自信をのぞかせた（c）RIZIN FF

　4月17日（日）『RIZIN.35』（東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ）でRIZIN女子スーパーアトム級王座をかけて同級王者・浜崎朱加（AACC）が、挑戦者・伊澤星花（フリー）とダイレクトリマッチで対戦する。浜崎は、この日が40歳の誕生日。子どもたちがサプライズの誕生日祝いをする中で、公開練習が行われた。

【動画】浜崎が前回の伊澤戦で蹴り上げを受けて意識が朦朧とする場面

　公開練習は2分間のグラップリングで、腕ひしぎ十字固めやリアネイキッドチョークを次々と極めていった。息が乱れることなく素早くインタビューに応じたところは、さすが王者だ。誕生日を迎えた浜崎だが、「特別感はないですね。誕生日を祝ってもらうタイプじゃないし、いつもジムにいますので」と、らしい返事。長く格闘技を続けるモチベーションについては、「今まで楽しくやりたいというのはなかったんですけど、前回負けているのでリベンジマッチのモチベーションは上がっています」とコメントした。

公開練習では、次々とタップを奪っていった浜崎。コンディションはいいようだ（c）RIZIN FF

　前回の伊澤とのノンタイトル戦は、2Rに三角絞めの形に入られて、パウンドでのパンチとヒジ打ち連打でレフェリーストップがかかりTKO負けとなった。敗因について浜崎は、「前回は蹴り上げ、下からの攻撃を受ける悪いところが出てしまったので、それを調整しつつ次の試合へ向かいたいと思っています」と振り返った。

　練習内容については、「これまで試合を意識した練習ができていなかったので、スパーリングの中で自分が苦手な部分を修正しながら取り組んできました」と浜崎。試合展開は「前回とは全然、違う内容になると思います」と断言した。

この日が誕生日だった浜崎は、子どもたちからサプライズのお祝いがあった

　内容は言えないというが、「打撃も寝技も試したいことがある」と語り、もしかしたら立ち技での打撃の攻防も見られるかもしれない。また、本日公開練習を行った浅倉カンナは、浜崎が伊澤に負けた試合を見て新世代の台頭を目の当たりにしてショックを受けたようだが、浜崎も同じ感覚があるという。「いい選手も増えてきているし、それは感じます」と世代交代の波が迫ってきていることを感じているようだ。

　浜崎の敗北に慣れていない周囲は、「自分よりも周りが落ち込んでいました。それが凄くショックでした」と明かし、「すごいモチベーションが上がっていますので、楽しみです」と笑い飛ばした浜崎。ベルトが懸かった一戦になるが、「意識していないというと嘘になりますが、負けた相手にリベンジしたい、勝ちたいという思いしかありません」と険しい表情に変わった。

　超新星の伊澤に負けたことで、今回のタイトルマッチは、より強くなった絶対女王・浜崎朱加が見られるかもしれない。

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