2022/04/21（木）UP
（最終更新：2022/04/22 05:52）

RIZINライト級王者・サトシ（左）に同じ柔術家でUFC同級王者のオリベイラ（右）が祝福（Getty Images/WOWOW）

　4月17日（日）の『RIZIN.35』では、電光石火の一本勝ちで二度目の防衛を達成したRIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザ（ボンサイ柔術）。かつて初黒星を喫した、ジョニー・ケースに得意の柔術技で見事にリベンジを果たした。
　そのサトシとかつて柔術の大会で何度も戦ったという現UFC王者チャールズ・オリベイラ（ブラジル）が、サトシに祝福を送っている。

【動画】サトシが三角十字で一本！天敵ケースが悶絶タップ

　オリベイラはブラジリアン柔術黒帯を持つ強豪。UFCキャリア初期は勝ち負けを繰り返しながら昨年5月、19戦目にして初めて辿り着いたタイトルマッチで元ベラトール世界ライト級王者マイケル・チャンドラーをTKOで下し、悲願のベルトを巻いた。昨年12月の初防衛戦では、ダスティン・ポイエーに一本勝ちを収めている。

　オリベイラはツイッターで、サトシの勝利者インタビューを引用し「俺たちは兄弟だ！どこだってブラジル人が王者だな」と日系ブラジル人であるサトシに、同郷の誇りを交えた祝福を送った。サトシも「私たちは兄弟です」と感謝の絵文字と共に返している。

流れるような三角十字を仕掛けるサトシ

　オリベイラは日本のキックボクシング好きでも知られ、昨年9月K-1の［野杁正明vs安保瑠輝也］や、11月RISEの［YA-MANvs中村寛］など名試合を動画つきで紹介していた。キックボクシングばかりでなく、RIZINにも注目しているようだ。
　
　サトシは以前、自身のYoutube動画で「チャールズ・オリベイラとは柔術の試合で、6回か7回くらい戦ったことがある」と発言している。サトシがまだブラジルにいた10代の頃の、現地の柔術大会でのことと思われる。
　動画では「青帯の時にたくさんやったことがある。全部私が勝った、私彼に負けたことない」とも語っており、オリベイラもサトシのことは覚えていたのだろう。

バックを取って一本勝ちするオリベイラ＝昨年12月©️UFC

　また今回の試合後インタビューでサトシは「チャールズの活躍はモチベーションになった。ムサエフと試合する2週間前に（オリベイラが）ベルトを獲って、矢地祐介と防衛戦をやる2週間前にも、チャールズが防衛戦をしていたから、彼がインスピレーションになった」と、サトシも仲間意識を持っているようだ。
　今回の試合ではサトシは金髪に染めていたが、オリベイラもまた金髪に染めている。試合後インタビューでは、オリベイラが金髪にしてから無敗になったことに触れられると、サトシも「金髪でラッキーが出来たから良かった」と笑って答えている。

　サトシとオリベイラは同じ89年生まれの32歳で、誕生日も一月違い。サトシは今後について、ベラトールにも参戦し王座を獲りたいと語っている。もしサトシがベラトールで戴冠した暁には、オリベイラが元ベラトール王者のチャンドラーと対決したように、2人が交わることがあるかもしれない。2人の王者の活躍に今後も注目したい。

　なおオリベイラは5月8日（日本時間）の『UFC274』にて、同級1位のジャスティン・ゲイジー（33=米国）を挑戦者に迎え、2度目の防衛戦に挑む。日本ではWOWOWで配信される。

【番組情報】
『生中継！UFC－究極格闘技－　UFC274 in アリゾナライト級オリヴェイラVSゲイジー、女子ストロー級ナマユナス防衛戦！』

【放送日】
WOWOWライブ　2021年5月8日（日）午前11:00　※生中継
WOWOWライブ　2021年5月13日（日）午後4時
（いずれもWOWOWオンデマンドで同時配信）

▶︎WOWOW視聴の申し込みページ（申し込み月無料）

＜対戦カード＞
ライト級タイトルマッチ　／　シャールズ・オリヴェイラ vs ジャスティン・ゲイジー
女子ストロー級タイトルマッチ　／　ローズ・ナマユナス vs カーラ・エスパルザ
ライト級　／　マイケル・チャンドラー vs トニー・ファーガソン

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