2022/04/21（木）UP
（最終更新：2022/04/21 19:09）

“投神”倉本（左）が魚井フルスイングと対決する（C）RIZIN FF

　5月5日（祝＝木）に都内会場で開催される『RIZIN LANDMARK vol.3』のカード発表会見がリモートで行われ、RIZIN MMAルール5分 3R（61.0kg）の倉本一真（リバーサルジム新宿MeWe）vs魚井フルスイング（和術慧舟會HEARTS）、RIZIN MMA特別ルール3分 3R （62.0kg）のYUSHI（Potencial GYM）vs .ZENKI（益荒男teamDURGA）、RIZIN MMAルール5分 3R（66.0kg）の関鉄矢（SONIC SQUAD） vs.原口央（BRAVE）の3試合が追加カードとして発表された。
　えぐい攻撃が注目される倉本は、中止となった『RIZIN TRIGGER 3rd』（ライジン・トリガー）の金太郎戦からのスライド出場となる。

【動画】倉本の戦慄のグラウンドヒザ蹴り連打！

倉本は加藤戦でグラウンドでのヒザ蹴り連打でKO勝ちを奪うえぐい攻撃を見せた

　会見に出席した倉本は、「トリガー3では金太郎選手との試合が決まっていましたが、試合直前でできなくなり、俺の試合を楽しみにしてくれていた皆様申し訳ございません。そんな時にRIZINさんをはじめ、皆さんが迅速な対応をしていただき、そこで唯一、試合を受けてくれたのが魚井選手ということで感謝しています。すぐに試合をしたかったので、無理な条件になってしまいました。ケージではなくリングになりましたが、どこで戦っても自分の持ち味を出してやるので、敬意を持って魚井選手をボコボコにするので楽しみにしていてください」と意気込みを語った。

　対する魚井は会見に出席しなかったが、「しっかり準備をして、当日は対戦相手とお客さんの前に立てるように調整します」とのコメントが主催者から代読された。

　試合展開について倉本は、「判定には興味がないので、3Rだと、1Rから仕留められるように飛ばしていきたい」と一本かKOを狙うという。

ケージが得意な倉本だが、リングでも問題ないという（C）RIZIN FF

　金太郎との試合が流れてしまったが、「流れた次の日の計量から練習してコンディションをキープし、体重を増やさないようにしている」という倉本。会見に出席したRIZINの榊原信行社長は、「パウンドでKOを狙うのか、それともスタンドでKOを狙うのか、いずれにしても面白い対決になる」と太鼓判を押す。なお金太郎と倉本の試合は、両者がベストコンディションになった時に実現させたいと榊原社長は語った。

　加藤ケンジ戦で見せたグラウンドのヒザ蹴り連打というえぐい攻撃が持ち味の“投神”倉本。リングネーム通りにフルスイングで倒しに行く魚井。スイッチの入った2人の対決は、KO必至の試合になるはずだ。

【2人の近況】

　倉本は小・中学校で空手、中学校で柔道とレスリングに打ち込み、レスリングでは12年から14年まで、天皇杯全日本選手権グレコローマン59kg、60kg級で合わせて3連覇を果たしている。17年から修斗で活躍、昨年のRIZINバンタム級トーナメントに参戦したが、アラン“ヒロ”ヤマニハに敗れ、トーナメント1回戦負けを喫している。今年2月のRIZIN TRIGGER 加藤ケンジ戦では、グラウンドからの強烈な掌底やヒザ蹴りでTKO勝利。4月の『RIZIN TRIGGER 3rd』では金太郎と対戦する予定だったが、試合直前に腰を痛めた金太郎が欠場し、試合が消滅していた。

　魚井はフルスイングの名前のごとく、一撃で倒せる左右のフックやアグレッシブな戦いを持ち味とする。今年3月に行われた前回のLANDMARK vol.3では、伊藤空也に判定負けを喫してしまったため、今回が再起戦となる。

▶次ページは、【動画】倉本の戦慄のグラウンドヒザ蹴り連打！