2022/06/01（水）UP
（最終更新：2022/06/02 21:21）

朝倉海が韓国のヤン・ジヨン（写真の人物）と対戦決定

　7月2日（土）に沖縄アリーナで開催される『湘南美容クリニック presents RIZIN.36』の対戦カード発表記者会見が、6月1日（水）沖縄市内にて行われた。
　既に参戦が決まっていた、元RIZINバンタム級王者・朝倉海（トライフォース赤坂）はメインイベント（61.0kg）でヤン・ジヨン（韓国/Jeju Team the King）と激突する。朝倉は、昨年の大晦日に決勝戦を迎えたバンタム級JAPANグランプリで扇久保博正に敗北。その後、アメリカへの武者修行も経て、沖縄大会に参戦することとなった。

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　対するジヨンは、ROAD FCの超新星。バックボーンはキックボクシングで、11勝1敗の戦績を誇り、Korea WAKO王者に輝いた。MMA転向後は、プロデビューからこれまで4戦4勝と無敗を誇る。榊原信行CEO曰く「無敗の韓国人若武者で、打撃が強く、怖いものなし。韓国の格闘技界の将来を背負って立つであろう」とのこと。

鋭い左のパンチを振るう朝倉、新スタイルを見せるつもりだ

　朝倉は「半年ぶりの試合が沖縄で決まってとても嬉しく思います。前回の敗戦（扇久保戦）から、海外の修行で沢山の技術を吸収して、新しいファイトスタイルを確立して帰ってきた。今まで見せてこなかった戦い方を見せることが出来る。対世界に向けて、日本人の強さを見せていきたいです。僕の試合を楽しみにしていてください」とアピールする。

　ジヨンについては「アマチュア含めて負けたことがないのもあると思うが、自信を持って戦っている。打撃の距離感がうまくてパワーがあって良い選手だと思います」とする。朝倉にとっては、海外戦や敗れた相手へのリベンジのため、絶対に落とせない戦いだ。

「今まで、僕がキャリア上の選手に挑戦する立場が多かった。正直（ジヨンは）名前はなくて実力は結構あるので、『あまりやりたくはなかったな』と思いますが、しっかり勝てるようにしていきたいと思っています」との言葉通り、若手の挑戦を受ける立場となった。
　さらに「打撃、レスリング、寝技、今まで見せてこなかった部分を使って圧倒したい」と宣言する。

　勝利後のプランとしては、以前から公言している海外での戦いを「挑戦したい」と見据えた。それを聞いた榊原CEOは「RIZINの舞台で活躍して、UFCやベラトールから注目されて、チャレンジする機会があったら僕らが止めることはない。しっかり結果が残せる準備が整ったら」と語った。