2022/06/14（火）UP
（最終更新：2022/06/14 17:43）

3年前の天心vsメイウェザーを観て「ナメてる」と憤る未来ⒸRIZIN FF

　本日、6月14日（火）にRIZINの記者会見が米国にて行われ、ボクシング世界5階級制覇のフロイド・メイウェザーと朝倉未来が『RIZIN』で対戦することが発表された。未来はメイウェザーについて「現役の時よりだいぶ落ちている」「勝てる気がする」と勝利に自信を持つ。

【動画】不敵な自信で朝倉未来が”メイウェザーへの勝算”語る

　この試合の日付と詳しい場所については今月中に発表されるが、エキシビション形式のボクシングルールと想定される。

　会見で朝倉はメイウェザーについて「メイウェザーは総合寄り（スタイル）のボクサー。出入りもすごく速い。（自分の）MMAのキャリアにすごい収穫になるんじゃないか」と今後のMMA戦のプラスにと語る。

今回の試合を配信するエムアップホールディングス代表等とファイティングポーズの未来ⒸRIZIN FF

　メイウェザーの試合は「何個か観ました。現役の時は凄まじい強さだと思いましたけど、最近のエキシビションの姿を見ると、だいぶ落ちているなと思います」と、つけいる隙はありそうだと分析。

　対策については「ボクシングにはすごくリスペクトがあり、五階級のチャンピオンはすごい選手」と敬意を払いつつも「とくに対策はせずに行こうかな。見た目の感覚で言うと勝てる気がしてるんで。向かい合った感じ。この感覚のままいこうかなと思ってます」と向かい合った時の”野生の勘”を信じ強気に行く。

　勝つイメージとしては「自分は異質で特殊なストライカー。このままの感じで戦えば（パンチが）入るんじゃないか」とMMAや幼少期の空手、さらには路上で培った打撃を信じて臨む。

　今後の練習については「ボクシングの練習だけしようかな」としつつも「変にボクシングの技術を取り入れるよりは、今のまま戦ったほうが相手は戦いづらいと思うので、ボクシングミットのラウンド数だけ増やせるようにしようと思います」とことさらボクシングに寄ることはないと言う。

　未来は最近ハワイでの練習で右肩を傷めていたことをYouTubeで公言していたが「なんとか亀裂骨折という診断。今は右フックが少し痛いくらいで、来月には全然打てるようになるんじゃないかな」と試合には間に合いそうだという。

　18年の大晦日には、親友の那須川天心がメイウェザーとのエキシビションで、１RKO負けを喫した。その試合を観ていた未来は「すごい怒りみたいなものがあった。なめてるやつだな」と感じていたと言い、今回の試合が決まった時にも「ただで帰すつもりはない。本当に良いのを入れたいと思っている」と、親友の仇を取るつもりだ。

　この一戦のあとには世界のMMA選手と戦いたいと語る。

「メイウェザーと戦ったら世界中で色んな人が試合をしてくれると思う。ベラトールの強豪選手とかと戦っていきたい。まだ決まってないですけど、とりあえずクレベル選手とやって、その後ベラトールと対抗戦とかやったら盛り上がるんじゃないか」と今回の試合で知名度を上げ、世界へ挑戦していきたいと意気込んだ。

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