2022/06/22（水）UP
（最終更新：2022/06/22 16:40）

黒部三奈が3年ぶりの国際戦、19歳の韓国選手を迎え撃つ

　7月17日（日）東京・後楽園ホールにて開催される『プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.5』の主要対戦カードが発表された。
　前修斗女子スーパーアトム級世界王者の黒部三奈（マスタージャパン東京）と、“北斗旗覇者”の岩﨑大河（大道塾/パラエストラ東京）が、韓国から初来日を果たす男女選手を迎え撃つ。

【動画】岩﨑大河が強烈なパウンド連打で1R KO勝利！

黒部の前戦は今年1月、判定勝利を収めた

　黒部は17年2月にDEEP JEWELSアトム級王座を獲得し、18年には“日本最強のアラフォー女子”としてRIZINにも参戦。その後、修斗に主戦場を移すと、20年8月に修斗女子初代スーパーアトム級王者に輝いた。今回は3年ぶりの国際戦となる。

　対するパク・ソヨン（GUNSAN ROAD GYM）は、その風貌とは裏腹に激しい乱打戦を好むストライカータイプ。削り合いなら黒部も望むところだろうが、19歳で怖いもの知らずなパクの勢いをどう止めるのか。無冠となって更に凄みを増した黒部の気迫溢れる試合に注目が集まりそうだ。

“北斗旗”3度優勝の岩﨑大河はグラップラーのイム・ドンギュと対戦

　男子の国際戦では岩﨑大河が登場。『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』では＋260クラスで前年度の覇者を下し、岩﨑が3度目の優勝を飾った。修斗やパンクラスにも参戦し勝利を重ねる。

　今回対戦するイム・ドンジュ（ザ・ジムラップ）は186cmの長身で、韓国国内ノーギ選手権でも好成績を残しているグラップラー。空道で幾多の外国人選手と鎬を削り合っている岩﨑だが、何が起こるかわからないのが重量級の一発。“聖地”を揺るがすド迫力ファイトに期待される。

内藤頌貴vs山内渉

　また、フライ級でデビュー以来無敗の山内渉（FIGHT FARM）がいよいよ世界ランカーの壁に挑戦し、久々の修斗参戦となる内藤頌貴（パラエストラ松戸）と対戦する。
　内藤は、怪我からの復帰戦となった『RIZIN LANDMARK vol.1』で1階級上の渡辺修斗と対戦しダースチョークに散るも、今回は適正体重での仕切り直しの一戦。
　打撃を中心に試合を組み立てる両者、内藤サウスポー、山内オーソドックスだが、踏み込んだ打撃を打てばKOも必至だろう。平良達郎がUFC参戦中の中、フライ級の今後を占う一戦だ。

　さらには元環太平洋王者の2人が久々の後楽園ホール登場。第4代環太平洋バンタム級王者・根津優太（&MOSH）が約3年ぶりの戦線復帰で、世界ランカー・平川智也（マスタージャパン東京）との対戦が決定。第5代環太平洋ライト級王者・児山佳宏（パラエストラ松戸）は、空手シューター”木下タケアキ（和術慧舟會HEARTS）と対戦する。

　他にも、4月『POUND STORM』で風間敏臣に飛びヒザ蹴りで大逆転KO勝利した齋藤奨司（FIGHT FARM）と高岡宏気（FORCE GYM）が激突、AACC期待の女子ファイター永尾音波とベテラン・北野きゅう（高田馬場道場）の対戦など9カードが決定した。

　そして先日SNSで引退を表明した“激闘王”石橋佳大（ZEEK GYM）の引退セレモニーも今大会内で行うことが決定した。

＜決定対戦カード＞
▼スーパーアトム級5分3R
黒部三奈（マスタージャパン東京/同級世界3位）
vs
パク・ソヨン（韓国/GUNSAN ROAD GYM）

▼フライ級5分3R
内藤頌貴（パラエストラ松戸）
vs
山内渉（FIGHT FARM）

▼バンタム級5分3R
平川智也（マスタージャパン東京）
vs
根津優太（&MOSH）

▼ミドル級5分2R
岩﨑大河（大道塾/パラエストラ東京）
vs
イム・ドンジュ（韓国/ザ・ジムラップ）

▼フェザー級5分2R
児山佳宏（パラエストラ松戸）
vs
木下タケアキ（和術慧舟會HEARTS）

▼バンタム級5分2R
齋藤奨司（FIGHT FARM）
vs
高岡宏気（FORCE GYM）

▼49kg契約5分2R
永尾音波（AACC）
vs
北野きゅう（高田馬場道場）

▼2022年度新人王決定トーナメント一回戦女子ストロー級5分2R
柳仙香（ALLIANCE）
vs
ソルト（マルスジム）

▼フライ級5分2R
大竹陽（HAGANE GYM）
vs
佐々木駿友（T・GRIP TOKYO）

▼石橋佳大引退セレモニー