2022/07/20（水）UP
（最終更新：2022/09/15 20:49）

伊澤星花（左）が婚約者COROの持つミットへパンチを繰り出した

　7月31日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.37』の[女子スーパーアトム級ワールドグランプリ]の一回戦でブラジルのラーラ・フォントーラ（21＝Constrictor Team）と対戦する現スーパーアトム級女王・伊澤星花（24＝フリー）の公開練習が都内のジムにて行われた。公開練習で伊澤は鋭い打撃を繰り出し、ミットに快音を響かせた。
　フォントーラの寝技を封じる作戦を立てているようだ。

【動画】伊澤星花が、婚約者COROの持つミットへ鋭いパンチを連打！

2人は息の合ったミット打ちを披露

　公開練習の1分30秒はミット打ちが行われ、伊澤はキレのあるワンツー、そして左アッパーを披露。ミットを持っていたのは、6月に伊澤との婚約を発表したばかりの現DEEPバンタム級暫定王者のCORO。息の合ったミット打ちは、そのまま伊澤の調子の良さをアピールすることとなった。

　練習を終えた伊澤はインタビューに応じ、「コンディショニングがバッチリで調子いいです。今回のトーナメントで女子格闘技のレベルが高いことを証明したいと思います」と抱負を語った。

　対戦相手が柔術家で腕十字のスペシャリストであるフォントーラということで、「打撃を重点的にやってきました」と明かす。そして、「打撃強化は今回の試合のこともありますが、総合格闘技の中で打撃が一番足りないところだと思っているので、全体のレベルアップのために取り組んでいます」と王者として臨む今回のトーナメントで、弱点を消す目的もあるようだ。

伊澤は練習拠点K-Clannの横田一則代表から「焦らないように」と声をかけてもらったと話した

　浜崎朱加を寝技でコントロールした伊澤のボディワークを土台に打撃が強化されれば、たしかに怖い存在はいなくなる。RENAが「伊澤選手に勝てるのは私しかいない」と会見でアピールしたが、一回戦が終わった後も進化するチャンピオンを前に同じことが言えるのか楽しみだ。

「打撃でKOするか、それとも寝技で一本を獲るか楽しみにしてください」と伊澤。ここ2週間、かなり追い込んだようで、練習後はスーパーアトムの49kgまであと500gの49.5kgまで体重が落ちているそうだ。

　RIZINの榊原信行CEOは「日本人の全敗もある」と発言して注目を集めたが、「勝負なんで、勝つこともあるし負けることもある。でも自分が絶対に優勝する」と気にしていない。

　そして、試合に集中できる環境にあるのは、COROの存在が大きいともいう。
　伊澤は「COROさんは、いつもすごくがんばっているんで、今回も仕事が終わって練習に付き合ってくれている。自分もがんばろうと思えるようになりました」と刺激になっていることを明かした。

私生活では何でも言い合って解決するようにしている2人。ナイスコンビだ

　女子選手は、彼氏ができたり結婚すると弱くなると指摘される傾向にあるが、伊澤は逆のようだ。むしろCOROと付き合うようになってから、パク・シウを下し、浜崎朱加を2回も破ってチャンピオンになっている。
　COROも、昨年9月から負けなしで、今年5月にDJ.taikiを破って暫定王者となった。
　COROに負けなしの秘訣を聞くと「彼女の活躍が刺激になっています」と打ち明けた。これからも二人三脚で、白星街道を突き進んでいきそうだ。
　まずは、伊澤がフォントーラを破ってトーナメント一回戦を突破する！

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