【K-1】KO勝ちの石井一成「格の違いを見せる覚悟で戦った」新スター誕生に期待

2022/08/12（金）UP
（最終更新：2022/08/12 16:28）

　8月11日（木・祝）福岡国際センターで開催された『K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント』の一夜明け会見が、12日（金）福岡市内にて行われ、第18試合の「K-1バンタム級ワンマッチ」で藤田和希（K-1ジム目黒TEAM TIGER）を3R KOした、石井一成（ウォー・ワンチャイプロモーション）が出席した。

【動画】石井の強烈な右ストレートで衝撃KOした瞬間

　試合では、1Rは様子を伺っていた石井だが、2Rにパンチでダウンを奪うと、3R終了間際に強烈な右ストレートで圧巻のKO勝利を収めた。序盤は攻め過ぎず、蹴りで試合を組み立てたのは「1Rは行かずに、蹴って自分のリーチにしてから仕留めようと思っていた」と、セコンドとの作戦通りだった。

　実は左の拳を痛めていたこともあり、左のパンチを封じて試合に臨んだ石井。3Rに訪れた倒せるタイミングで、ようやく左も混ぜた連打を見舞い、それがKOに繋がったという。

　藤田は、石井に対して「K-1最後の試合にしてやる」と敵意を剥き出しにし、パンチでの真っ向勝負を宣言していた。初めてのK-1ファイターとの戦いに「不安もあった」というが、「高校から（格闘技を）始めた選手に俺は負けるわけないと思っていた。桁の違い、格の違いを見せないといけない覚悟で臨んだ。熱いファイターでしたが、ここは僕のプライドをかけて戦いました」という。これまでのキャリアが自信となり、初参戦でも実力を発揮した。

　解説を務めた魔裟斗からは「1Rからもっといったほうがいい、パンチに磨きをかけたらもっと化ける」とのアドバイスも授かった様子。更なるレベルアップにも期待がかかる。

　さらに「バンタム級の世界トーナメントをやっていただきたい」と改めて、トーナメント開催をアピールした上で、「今まではムエタイや違う団体に出ていたので、また新しい見てくれる方が増えた。ムエタイの強さを見せて行きたい。K-1で不安という声もありましたが、皆さんの頭の中から消してもらって、石井一成はK-1でもスターになれるという期待を込めて、見守ってほしい」とメッセージを送った。

　石井は、K-1でスター街道を突き進むことが出来るか。

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