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61歳の角田信朗、あすボディビル大会へ!ムキムキボディの秘密とは

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2022/08/27(土)UP

角田信朗がバキバキボディでボディビルに参戦へ(本人提供)

 正道会館の最高師範にして、俳優、歌手、元K-1ファイターなど、様々な肩書を持つ角田信朗は、今年で61歳。すでに還暦を過ぎている中で、現在はボディビルダーとして活躍している。あす8月28日(日)には、函館で開催されるボディビルの年齢別の日本一を決める『日本マスターズボディビル選手権大会』に挑戦する。
 前回は衰えない原動力について聞いたが、今回は錆びない肉体について聞く(前後編の2回=今回は後編)。

【フォト】角田のバキバキボディ、鬼が出現の背中、全身写真も

 角田の肉体を見てから61歳という年齢を聞いて、驚く人は多いことだろう。それほどのムキムキボディだと言っても過言ではない。なぜ、還暦を過ぎても肉体が衰えないのか聞いてみた。

トレーニングする角田(本人提供)

 角田は、「もちろん、昨日今日、歳を取ってからトレーニングを始めたわけではなくて、10代の頃からの格闘技トレーニングの揺るぎない基礎がある事は絶対的要素です。その上で、なんと言っても、正しいトレーニング方法と、正しい食事を学んだ事、経験値を高めてきた事が、年齢に関係なく、今も進化している理由だと思います」と語る。
 続けて、「あとは、歳を重ねてもそうありたい、という自分自身の願望や理想の強さ、高さ、それに対する拘りと実行力といったものは、この年齢で肉体を管理し進化させるにあたり、絶対に必要なもので、願望だけではどうにもならないものです」と補足した。 

 つまり、意思の強さがないと継続は難しいということなのだろう。加齢とともに肉体が衰えていくのは、下半身からと専門家は口を揃えて指摘する。角田の下半身はどうか。見ての通り、下半身のバルク、ボリューム感はハンパない。大きさももちろんだが、絞りも強く溝が深い。角田は下半身の衰えについては、こう答えた。
「脚の筋力が加齢とともに衰える、と言いますが、それは上半身とて、鍛えなければ同じ事。脚のトレーニングは、肉体よりも精神的に辛いものだから、みんなやりたがらないんです。手っ取り早く出来て、さほどの苦痛を伴わず、やったつもりの気持ちになれる上半身のトレーニングばかり(胸や腕)をやって、辛い脚のトレーニングは敬遠する。やらなければ衰えていくのは当たり前だと思います」と衰えは鍛えることをしないことからだという。

角田のポージング(本人提供)

 角田は鍛えることは辛くないのか、それについては「僕は、辛いからこそ面白いし、達成感を味わえるから、脚トレの苦しさに自ら進んで足を踏み入れています。そして、同世代の皆の下半身が貧相にやせ細っていく中で、皆がドン引きするような脚をバーン‼️と魅せて、涼しい顔でいるのを楽しんでいます(笑)」

 楽しむにしても継続するのはかなりの意思の強さが必要だ。アドバイスを求めると角田は、やんわりと断った。
「チャレンジしない人っていうのは、その気のない人なんです。その気のない人には何も教える必要はないです。『出来ない』と嘆く人には、『あぁ、それって本気になってないだけの話でしょ?』と言いたいですね。元気があればなんでも出来る!じゃないですけど、本気になれば人間、なんでも出来るんです。僕と他の人との違いはそこだけ。本気でやってるんです。本気になったら、あとは拘り。それだけ。普通の人が、え~っ⁉️そんな細かいことにまで拘るんですかぁ⁉️というようなことにまで、徹底的に拘る。そこだけの違いなんですよ」

 最後に何歳まで肉体づくりを続けるのか、聞いてみると「なぜ何歳まで、と決める必要があるでしょうか?(笑)修行とは、予定を立ててやるものではなく、やりたかろうが、やりたくなかろうが、死ぬまで続くものだと思っています」と角田。
  8月の日本マスターズは、昨年の3位からさらに上位進出を狙っている角田だが、ボディビル道は空手道と平行して、終わりなき道を迷うことなく歩いていくのだろう。

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