2022/09/06（火）UP
（最終更新：2022/09/06 18:00）

神保克哉（左）と松倉信太郎（右）

　9月11日（日）に神奈川・横浜アリーナで開催の『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN～よこはまつり～』にて[-75kg契約/3分3R・延長1R]で対戦する松倉信太郎（team VASILEUS）と神保克哉（K-1ジム目黒TEAM TIGER）が公開練習を行った。

【動画】松倉信太郎がK-1復帰戦でダウンを奪い判定勝利＆神保克哉が右ストレートから左フックでKOを奪う瞬間

ミットを蹴る松倉信太郎 (C)K-1

　松倉は2009年にK-1甲子園-70kg王者、2012年にはKrush YOUTH GP 2012 -70kg王座獲得など-70kg戦線で活躍。
　2017年からK-1を離れ、WPMF世界スーパー・ミドル級王座、KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座を獲得。今年4月にK-1のリングに復帰しジュリオ・セザール・モリに判定勝利している。

　出稽古先の一つである神奈川藤沢市・FJ KICK ASSで公開練習を行った松倉は、本格的な練習のあとの公開練習ということで、蹴りのみのミット打ちとなったが、鋭い左ミドルを連発した。今年4月からは「今までやったことがなかった」というフィジカルトレーニングにも着手。MMAトップファイターの秋山成勲の指導を受け、外国人選手との対戦を見据えて、フィジカル強化を続けている。

　対戦相手の神保を「パンチ・蹴りができて凄くまとまった技術があり、普通に“できる子”だなという感覚ぐらい、スタミナがあって頑張っている」と評する。

K-1復帰戦を勝利した松倉（2022年4月）

　しかし、試合の煽り映像で神保が75kgの階級に入ってきた松倉に対し”盗人・横領・窃盗”との発言に対しては「階級を僕に取られる前提で話していましたけど、ここからが勝負だろと。ああいう言葉を聞くと（神保の）『自分が負けるんじゃないか』という心配な気持ちが外に出ているのかなと思いました」とし、「正直ああいう感じの人には負けたくない。色物じゃないけど、ちょっと色物枠の選手なので負けたら恥ずかしい。特攻服を着ている20代中盤の選手には負けたくないですね」と“負けたくない”という言葉を連呼した。

　75kg級新設について「自分がK-1に上がったらすぐに色々と動くのかなと思いましたが全然そういうこともなかった」と自身に足りないものがあることも自覚する松倉は、「神保君を倒したら文句なく内外問わず、自分が-75kgで日本で一番強いという証明になる」と神保戦を位置づけ「K-1で世界チャンピオンになるという目標があるので、トーナメントを開いてもらうのが一番。トーナメントでまた神保君とやることになると思うので、二回倒せたらと思います」と-75kg新設と王座決定トーナメントの開催を掲げた。