アントニオ猪木さん、8月に最後のテレビ出演「本当は起きれる状態じゃない、みんなに元気貰います」
元プロレスラーで、参議院議員を2期務めたアントニオ猪木(本名・猪木寛至)さんが1日、死去した。79歳だった。関係者によると今朝7時に自宅で亡くなったと言い、『心アミロイドーシス』の状態も深刻だったと言う。
猪木さんの最後のテレビ出演は今年8月28日(日)の『24時間テレビ 愛は地球を救う45「会いたい!」』(日本テレビ系)だった。
【フォト】24時間テレビで車椅子の猪木さん、手術後の激痩せ姿も
嵐の二宮和也が押す車椅子で登場した猪木氏は、まず「元気ですかー! 元気があればなんでもできる」と一言。
闘病中だった猪木氏は、弱々しい発声ながらも「見た通りで、必死に頑張っています。本当はもう起きれる状態ではないのですが、こうやって皆さんにお会いすることで元気をもらいます」と語った。
その後、猪木氏の現役時代の勇姿など、紹介VTRが流れた。VTRでは、現在の猪木氏が闘病中の自身の様子をYouTubeなどで発信することについて「カッコ悪い部分も見られるが、それでいいよと。しかし、ファンからの手紙の中に“カッコいい、カッコいい”と書いてあり、何がカッコいいんだ、と思う。でもファンの人たちは本当にありがたい。背負っている以上は頑張る」と語っていた。
そんな猪木氏が今、大事にしているのは「その時その時のやりたいことを逃げずにやる」ことだという。今、果たしたい目標として「国技館の皆さんに会えるのが楽しみです」とコメント。国技館は猪木氏が数々の名勝負を演じた会場でもある。
VTRから、会場からの中継映像に戻ると、猪木氏は「(国技館には)懐かしいというか来ていなかったので。でも因縁があって、国技館が両国でなくて蔵前の時ね。見事に簡単に負けたことがあります」などと思い出を語った。「今日は本当に、いつも元気を送ったつもりですけど、今日は皆さんから元気をもらっています」と述べた。
番組サポーターの徳光和夫が「また元気をください」と呼びかけると、猪木氏は「ありがとうございます」と答えた。
最後に猪木氏は、プロレス引退試合で述べた「道」と呼ばれる名言を会場から送った。「道。この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ」その後は、通常の「道」とは異なり「元気で行くよー、1、2、3、ダー!」と締めた。
▶︎次のページは【フォト】24時間テレビで車椅子の猪木さん、手術後の激痩せ姿も
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・生前葬開催の猪木「馬場さんと三途の川で勝負しても負けない」
・アントニオ猪木の手型が金箔仕様に、ビンタ全盛の21年前の右手復活で「ダーッ!」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!