2022/11/11（金）UP
（最終更新：2022/11/12 16:24）

CORO（左）は初防衛で石司（右）とのリマッチを迎える。ともに計量パスした

　11月12日（土）に東京・後楽園ホールで開催される『DEEP 110 IMPACT』の前日計量が都内で行われ、全9試合の選手が計量をパスした。
　メインイベントではDEEPバンタム級タイトルマッチが行われ、バンタム級暫定王者のCORO（K-Clann）が60.95kg、挑戦者の石司晃一（フリー）が61.05kgでともに61.2kgの契約体重をパスした。
※タイトルマッチおよびキャッチウェイト以外の階級別の試合では、0.5kgの許容重量が認められる。

【フォト】石司がバキバキボディでマッスルポーズ！COROの肉体美も

COROは、10年かけて勝ち獲ったベルトを守りたいところ

　計量パスしたCOROは、「明日はメインイベンターとして、しっかり勝って大会を盛り上げたいと思います」と意気込みを語った。対する石司は20戦14勝のうち11つのKO、5つの一本勝ちを誇るオールラウンダーらしく「明日はしっかり差をつけて勝負を決めて、勝ちます」とKOもしくは一本勝ちを予告した。

　計量後の囲み取材でCOROは、「一回、負けているんでやり返したいですね」と石司へのリベンジに燃えていた。両者は2021年6月のDEEPで対戦しており、当時1年8ヵ月ぶりの復帰戦となった石司が判定で勝利している。「ベルトを獲ってからも、石司選手とやらないといけないと意識していました」とCOROは前回の石司戦での負けを払拭したい思いが強かったという。

石司は連勝の勢いで、タイトル奪取につなげたい

　一方の石司は、「前回は僅差の判定だったので、今回は明確な差をつけて勝ちたい」と自信だ。その背景には、「昨年はケガや病気で休んでいて、復帰して一発目の試合でCORO選手と戦いました。今回は前回よりもコンディションがいいので自信があります」と前回の対戦以上の試合に自信だ。

　COROに前回と今回の自身の違いについて聞くと、「自分のレベルが上がっているのは間違いないです。あれから一本勝ちもしていますので、前回とは今回は全然違いますね」とこちらも一歩も引かない。K-Clannはハードなトレーニングが有名で、COROは牛久絢太郎らフィジカルが強い選手と連日に渡り追い込んできたことが自信につながっているのだろう。

　試合展開についてCOROは、「石司選手は前回の試合のダメージが残っているはずなので、意外と組んでくるのではないかと思っています。組んでからバックチョークを狙ってくるのは分かっています」と具体的にイメージしているようだ。石司は前回8月の山本聖悟戦でダウンを奪われながらも、逆転KO勝ちを収めている。3カ月は空いているが、COROはまだダメージが残っていると見ていた。

　石司は前回の試合について「勝負論のある試合ではなかったので、どこかで守りに入っていたのかもしれません。自分は逆転勝ちが多いと言われますが、できればそうはなりたくないんですけどね」と振り返りつつ苦笑した。ダメージが残っているのか気になるところだ。

　決戦前日は、ともに自信があるのは当然のことだが、最後は自分を信じて戦い抜いた方が勝者になることだろう。連勝を続ける伊澤星花の婚約者として、ここは絶対に負けられないCORO。復活して破竹の連勝を続ける石司も、タイトル奪取に執念を見せている。明日のタイトルマッチは、最後まで手に汗握る攻防が待っていそうだ。

＜全計量結果＞

▼第9試合　DEEP バンタム級タイトルマッチ 5分 3R
CORO（K-Clann/王者）→60.95kg
vs
石司晃一（フリー/挑戦者）→61.05kg

▼第8試合　DEEP メガトン級暫定王者決定戦 5分 3R
酒井リョウ（レンジャージム）→107.45kg
vs
赤沢幸典（Tristar Gym 日本館/Team Cloud）→122.20kg

▼第7試合　DEEPミクロ級（44.0kg）タイトルマッチ（5分3R）
大島沙緒里（AACC/王者）→44.00kg
vs
古瀬美月（K-PLACE/挑戦者）→43.95kg

▼第6試合　DEEPライト級 5分3R
北岡悟（パンクラスイズム横浜）→70.65kg
vs
江藤公洋（和術慧舟會HEARTS）→70.65kg

▼第5試合　DEEP フェザー級 5分 3R
中村大介（夕月堂本舗）→66.20kg
vs
神田コウヤ（パラエストラ柏）→60.00kg

▼第4試合　DEEPライト級 5分3R
川名TENCHO雄生（北海しゃぶしゃぶ/Y＆K MMA ACADEMY）→70.70kg
vs
高橋“Bancho”良明（パラエストラ八王子）→70.25kg

▼第3試合　DEEP バンタム級 5 分 2R
雅駿介（CAVE）→61.65kg
vs
鹿志村仁之助（セロ・ロンゴ・ファイトチーム）→60.85kg

▼第2試合　DEEPフェザー級 5分2R
TATSUMI（ネックス）→66.05kg
vs
五明宏人（トライフォース赤坂）→66.20kg

▼第1試合　DEEPバンタム級 5分2R
KENTA（K-Clann）→61.55kg
vs
朝比奈龍希（トライフォース赤坂）→61.40kg

▶次ページは、【フォト】石司がバキバキボディでマッスルポーズ！COROの肉体美も