2022/12/17（土）UP
（最終更新：2022/12/17 12:38）

トーナメント組み合わせ(C)K-1

　第8代Krushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が王座を返上し、空位の王座を争い［第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント］が行われることが16日、都内にて会見で発表された。 1月21日（土）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.145』で1回戦を実施、勝ち上がった4人により、4月28日（金）に、準決勝・決勝を一夜で争うワンデートーナメントが行われる。

【動画】前王者・佐々木大蔵が、K-1王者と決死のド突き合い！

　前王者・佐々木はこれまで3度の防衛に成功。今年9月、ついにK-1で大和哲也の持つK-1同級王座に挑戦したが、判定で敗れ奪取ならず。佐々木の所属ジムより『K-1の王座獲得に専念したい』との申し出があり、返上が決定した。

パンチでＫＯ勝利する小嶋（左）

　1月21日に行われる一回戦の組み合わせは、大野祐志郎（ALL-WIN team 華王州）vs塚本拓真（ALL-WIN team 華王州）、小嶋瑠久（ARROWS GYM）vs松本篤人（バンゲリングベイ・スピリット）、東本央貴（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）vs稲垣柊（K-1ジム大宮チームレオン）、寺島輝（TANG TANG FIGHT CLUB）vs蓮實光（パラエストラ栃木）に決定した。

　中でも小嶋瑠久は先月11月18日に実弟の小嶋良羽将さんが急逝したと告白。会見では「チャンピオンになることは弟の夢でもあるし、僕が活躍することを一番うれしく喜んでくれると思います。僕には弟が宿っていて、2人分の実力なので必ずベルトを巻きます」と誓った。

　小嶋は極真空手出身で、K-1のリングでも山崎秀晃、林健太、不可思といったトップファイターたちと鎬を削ってきた。一回戦では厚生労働省で働く“戦う国家公務員”松本と対決する。

前王者・佐々木にパンチをヒットさせる寺島（右）

　また寺島輝は、今年6月に前王者・佐々木のタイトルに挑戦しKO負けして以来の試合となる。
　この間にオランダの名門Mike’s Gymへの長期合宿も敢行。寺島は「前回タイトルマッチを経験して、ベルトがかかった試合の重みやチャンピオンと拳で会話したことがあるのはこのトーナメントのなかでは僕だけ」と胸を張る。

　寺島は1回戦で激闘派の蓮實と対戦。蓮實はライト級時代には卜部功也や朝久泰央といった歴代K-1王者とも拳を交えている猛者だが、寺島は準決勝へ駒を進められるか。

【第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント】

▼1回戦1
大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州) 兵庫県出身/36歳/176cm/オーソドックス/34戦22勝(10KO)12敗
vs
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
茨城県出身/24歳/184cm/オーソドックス/10戦5勝(2KO)3敗2分

▼1回戦2
小嶋瑠久（ARROWS GYM）
神奈川県出身/23歳/172cm/オーソドックス/14戦8勝(4KO)6敗　K-1甲子園2017 -65kg準優勝
vs
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
大阪府出身/38歳/179cm/オーソドックス/13戦8勝4敗1分

▼1回戦3
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
兵庫県出身/30歳/173cm/サウスポー/34戦15勝(8KO)19敗
vs
稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)
埼玉県出身/22歳/183cm/サウスポー/8戦7勝(3KO)1敗

▼1回戦4
寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB)
埼玉県出身/25歳/177cm/オーソドックス/9戦6勝(3KO)3敗
vs
蓮實光(パラエストラ栃木)
栃木県出身/36歳/170cm/オーソドックス/13戦5勝(3KO)8敗

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