2023/03/28（火）UP
（最終更新：2023/12/13 14:10）

愛鷹亮

　K-1クルーザー級のトップファイターとして活躍してきた愛鷹亮（力道場静岡）が27日、自身のSNSで「次の試合で引退します」と表明した。愛鷹は3月26日（日）東京・有明アリーナにて開催された『RISE ELDORADO 2023』で、K-1代表の1人としてRISEとの対抗戦に出場も、RISEヘビー級3位の南原健太（極真会館）に1R KO負けを喫しており、その翌日の投稿となった。

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　愛鷹は20年3月のシナ・カリミアン戦から連戦連敗が続いていた。SNSでは、何度も格闘技を諦めようとしたが、応援の声に「もう一度勝った姿を見せたい、諦めなければきっと叶う」と闘ってきたと打ち明けた。

　しかし「昔より倒れやすくなった。効きやすくなった。殴られるだけで二重に見えてしまう。そんな体の異変には気付いてはいましたが、もうそろそろ誤魔化しきれないところまできている」と以前から体の異変を感じていたことを告白し、「俺が壊れたら誰が家族を守るんだって、そう思って決断しました。次の試合で引退します」と次戦での引退を表明した。

　その次戦については「脳のダメージもあるので少し期間は空く」とのことだが「愛鷹亮最終章、もう少しだけお付き合いください。K-1ファイター愛鷹亮、最後まで走り切ってみせます！」と今回で引退ではないと強調する。

　次戦はいつどのような形になるか未定というが、“魂の日本男児”と呼ばれた愛鷹は引退試合でどんな勇姿を見せるのか。

◆愛鷹亮：16年にBigbangヘビー級王座を戴冠後、17年からK-1 JAPAN GROUPで活躍。19年8月に当時のK-1クルーザー級王者シナ・カリミアンを一撃KOして名を揚げた。20年には両眼網膜剥離と診断され手術後に復帰も、19年11月を最後に白星がなく、連敗で苦闘が続いていた。また、20年12月に元AKB48メンバーの佐藤すみれと結婚し、その翌年6月には第1子が誕生している。

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