【K-1】苦労人・愛鷹亮が大番狂わせ、2mの王者・カリミアンに一撃KO勝利
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~』
2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪
▼第7試合 日本vs世界・5対5 K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
○愛鷹 亮(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangヘビー級王者)
KO 3R 0分57秒 ※右フック
●シナ・カリミアン(31=イラン・WSRフェアテックス・イラン/初代K-1 WORLD GPクルーザー級王者)
カリミアンは2018年9月、初代K-1クルーザー級王座決定トーナメント参戦でK-1初登場。長身を生かしたパンチとヒザを武器に、OD・KEN、K-Jee、ブバッカ・エル・バクーリを連続撃破し、初代クルーザー級王座を奪取。今年3月にも加藤久輝を判定で下し初防衛。未だK-1無敗を誇る。
愛鷹は勝っても負けてもKOのスリリングな試合展開が持ち味の和製ヘビー級ファイター。元警察機動隊員だったが、退職し格闘家となった。今年2月のKrush2連敗を機にそれまで所属していた静岡のジム・力道場静岡から武尊が所属するK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTへ移籍した。
今回は移籍後初のK-1参戦となる。移籍後は「静岡では機会がなかった」というスパーリングも毎週のように行える環境に激変した。今回の下剋上マッチで成果を出せるか。
1R、いきなりカリミアンの猛攻。前蹴りから入り、右フックを打ちまくるカリミアン。上段前蹴りも繰り出し、愛鷹の顔面を捉える。
愛鷹もパンチを振るうが、リーチの差で届かない。一息つくとローで崩しにかかるカリミアン。二段蹴りやハイキックを放つ。愛鷹も距離を詰め、ボディからの左フックを当てる場面も見せるが、ほぼ一方的なラウンドとなる。
2R、前蹴り、ロー、ハイキックと蹴りを放ち愛鷹を入らせないカリミアン。構わず出る愛鷹の右フックが当たり、一瞬カリミアンをグラつかせる。
カリミアンは前蹴りからジャブとヒットさせ続ける。愛鷹は右の打ち下ろしフックに賭ける。周りながら重い手数を出すカリミアンが相変わらず優勢。
3R、口が開き苦しそうな愛鷹。カリミアンが前蹴りで突き放す。距離が詰まってもボディを打ち込むカリミアン。愛鷹が左のダブルフックをフェイントに、飛び込むような右フック一閃! 顔側面にモロにもらったカリミアンは糸を切られたように崩れ落ちる。愛鷹の衝撃のKO勝利となった。
愛鷹はレフェリーに手を上げられると、崩れるように男泣きする。マイクアピールで「カリミアン選手、挑戦を受けてくれてありがとうございます」とまず王者に敬意を払うと「警察官という仕事を辞め、格闘家になって周りには絶対無理と言われたのですが、俺は絶対に諦めずやってきました。スーパーファイトなんでタイトルはかかっていないんですけど、目標は世界一なんで、次タイトルマッチやらせてください。まだまだ強くなります。愛鷹亮を覚えて帰ってください」と、再戦でのタイトルマッチを望んだ。
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