【ボクシング】いよいよ本日！チャーロ、左手骨折から16ヶ月ぶり復帰戦に自信、カネロは昨年に左手首手術のパフォーマンスはいかに＝4団体統一戦

2023/10/01（日）UP
（最終更新：2023/10/01 12:45）

　10月1日（現地時間9月30日）米ラスベガス・T-モバイルアリーナにて、プロボクシング4団体統一世界S・ミドル級王者のサウル・カネロ・アルバレス（メキシコ）が自身の4団体王座をかけ、2階級下の4団体統一世界S・ウェルター級王者ジャーメル・チャーロ（アメリカ）と対戦する。

【フォト＆動画】このアンダーカードとカネロとチャーロの計量時ボディ比較、そして恐るべきチャーロの失神KO映像も

　チャーロは昨日の計量後「戦う時がきたぜ。頂点に駆け上がってやる。ブーイングがあっても、俺は楽しんでいる。俺の時代が来るんだ」と自身の発言。昨年12月にスパーリングで左手を骨折したことから、別に用意されていた防衛戦が延期に。今回16カ月ぶりの復帰戦は2階級上げての挑戦だ。

　オッズ（ウィリアムヒル/ 10月1日・日本時間AM9時）ではカネロ1.22、チャーロ4.33でカネロ勝利が圧倒的だ。

　この差はチャーロの階級差からの理由と、左手の怪我から16ヶ月ぶりの復帰戦ということもある。

　27日の会見でチャーロは16ヶ月ぶりの試合について「リングの錆びとか、そういうものはボクシングには存在しないから。なぜなら、そんなものはボクシングの世界には存在しないからだ。つまり、スパーリングやトレーニングをして、ケツを叩いて、ハードで、厳しくて、細かい仕事をしているのに、どうしてリングの錆びがあるんだ？そんなの悪いパフォーマンスを正当化するための言い訳だ」と強い自信を見せる。

　対するカネロは昨年9月にゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）との3度目対決で判定勝利後の10月、左手首の手術を受けるも、今年5月にWBO世界同級暫定王者ジョン・ライダー（34＝英国）に5度のダウンを奪う圧勝。ただし、倒し切れなかったことに、まだ本調子ではないのではとの心配の声もある。

　カネロは昨日の計量後「最高の試合を約束する。（チャーロとの）サイズの違いは戦いには影響しない」と力強く語った。
　体重は元々チャーロが2階級下だが、身長では10cm、リーチで6cmチャーロが上回る。カネロが身長173cm、リーチ179cmなのに対し、チャーロは身長183cm、リーチ185cmだ。
　しかし、カネロは20年12月に自身より18cm高いWBAスーパーミドルスーパー王者カラム・スミス（英国）にダウンを奪えずも大差の判定勝利を収めている。

　今回、両者ケガから復帰となるが、パフォーマンスの影響はどれほど出るのか。

　試合はWOWOWで午前9時半から放送開始。メインカードのカネロVSチャーロは11時から正午前後と予想される。

［対戦カード］

カネロ・アルバレス vs. ジャーメル・チャーロ
ヘスス・アレハンドロ・ラモス Jr vs.エリクソン・ルービン
ヨルデニス・ウガス vs.マリオ・トーマス・バリオス
イライジャ・ガルシア vs.ホセ・アルマンド・レセンディス

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