【ボクシング】現4団体王者同士の対決、カネロ勝利予想が圧倒的も、チャーロが勝つとしたら…レジェンドたちが予想=10.1
10月1日(現地時間9月30日)プロボクシング4団体統一世界S・ミドル級王者のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)が自身の4団体王座をかけ、2階級下の4団体統一世界S・ウェルター級王者ジャーメル・チャーロ(アメリカ)と対戦する。これは男子史上初の現4団体世界統一王者同士の対戦となる。
オッズは依然としてカネロが有利、しかしチャーロが勝利するとしたら、どのような状態、戦法で行けばよいのか。ボクシングレジェンドたちが分析した。
まず世界6階級制覇王者オスカー・デ・ラ・ホーヤはYouTubeで「チャーロが勝つには、昨年5月、カネロに判定勝利したドミトリー・ビボルの”青写真のように”戦わなければならない」と語る。
ビボルの“青写真”とは「鉄の規律を持ち、戦いの真っ最中に冷静さを失わないこと」だと言う。
続けて「カネロの強打を浴びれば、チャーロは短気な性格が災いし、連打を浴びせて乱闘に持ち込むだろう。それがチャーロの問題だ」とコメント。
さらに「試合は、カネロが彼を消耗させ、後半ラウンドに彼がガードを下げるように仕向け、倒すだろう。チャーロが勝利するには、冷静さを保ち、多彩なジャブからのヒットアンドアウェイに徹することだ」と冷静なボクシングを続けることで勝機が見いだせると分析した。
現役ボクサーで、元WBA&WBC世界ウェルター級王者キース・サーマンはファイトハブTVで、この試合のため増量したチャーロについて「本当は増量すべきではなかった。余分なサイズが、運動能力に影響を及ぼしてしまう」階級下のアドバンテージであるスピードやスタミナを減らすべきではなかったと言う。
そして「せめて試合の夜、彼は168ポンド(Sミドル級のリミット)を超えてはいけない。体重を増やすことは彼にとって有益ではない」と、ことさらにリカバリーをしないべきだと訴えた。
その上で、チャーロが勝利するには「フェイントを効かせ、打ちあわないことだ」とアドバイスした。
Sウェルター級のトップファイターであるエリクソン・ルービンは、チャーロについて「チャーロは最後のラウンドまで切れない、高い集中力とファイトIQを持っている」と称える。
今回の試合の勝機は「カネロがライダー戦やゴロフキン戦のように精彩を欠いた戦いぶりを見せれば、チャーロはすぐさま欠点を見つけ、間違いなくチャンスに変えるだろう」とカネロの出来が悪ければ、チャーロが勝利する可能性が大いにあると言う。
プロモーターのエディ・ハーンは「カネロが試合後半にKOするだろう」とカネロ勝利の予想だ。
ただし、と前置きしつつ「今回はやる気満々のカネロ・アルバレスが登場すると思う、しかし、そうでなければ、チャーロは水を得た魚のように動き回り、勝利するだろう」とルービンと同じく、ベストのカネロでなければチャーロが勝利すると言う。
続けて「カネロは衰えの兆しを見せている可能性はある。カネロはもっと心肺機能を鍛え、単発のパンチを多用してノックアウトを狙うのではなく、軽いコンビネーションを放つことに集中すべき。そう、テレンス・クロフォードのように」とカネロへのアドバイスをして締めた。
間近に迫ってきた男子史上初の現4団体同士の世界統一王者対決、果たしてどちらが勝利するのか。
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