2024/01/22（月）UP
（最終更新：2024/01/22 17:24）

28日、スーパーレック（左）に武尊が挑む

　1月28日（日）東京・有明アリーナにて開催される格闘技イベント『ONE 165』のメインイベントでは、元K-1世界王者の武尊（32=team VASILEUS）が、ONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレック・キアトモー9（28=タイ）のタイトルに挑戦する。
　それに先立ち、ABEMA格闘チャンネル公式YouTubeでは、21日に武尊のインタビュー動画を公開。スーパーレック戦の下馬評不利に対し「こういう時こそやっぱ燃える」と力を込めた。

【動画】武尊がスーパーレック戦へ意気込みを語る

　11日に行われた会見にて、対戦相手がロッタンからスーパーレックに変更になったことが公の場で発表されると、武尊は「K-1チャンピオンがONEデビュー戦でいきなりタイトルマッチをやらせてもらえるというのは、それは評価なのかなって思うし、評価をしてもらっている分、この試合に勝たないといけないなって思う」と決意を新たにし、「ビッグマッチでチャレンジする試合は結構久しぶりだし、気持ちはすごくいい方向に向いてますね」と、対戦相手が変わったことをポジティブにとらえている様子を見せた。「この試合に勝つことでいろんなことが証明できて、いろんな人に認めてもらえる試合になると思うので、世界に名前を轟かせるためにもこの試合は絶対に勝たないといけないし、勝つって決めてます」と、勝利を宣言。

昨年9月、体重超過はあったが、ムエタイルールでロッタンに勝利したスーパーレック©️ONE

　一方のスーパーレックは、ムエタイ超強豪選手。ルンピニースタジアムのフライ級とバンタム級王座、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座など多くのタイトルを獲得。ONEでも12勝1敗と好成績で、前戦ではムエタイルールでロッタンと大激闘。スーパーレックが体重超過した点もあったが、あのロッタンからダウンを奪い判定勝利を収めている。
　スーパーレックは、「武尊のことはONEと契約したときから注目していたし、同じ階級なのでいずれ戦うと思っていたよ」と、武尊との試合を予期していたとし「動きを見てファイターとしての強さを分析してるし、対策はバッチリだよ。自分のテクニックで武尊を攻略できると信じているよ。世界トップレベルの強さを持つ武尊に勝てば、自分自身が世界最強を証明できると思っている」と飽くなき向上心を露わにした。

会見では、緊迫のフェイスオフを見せた（11日の会見）

　ONEで“The Kickking Machine”（キッキングマシーン）の愛称を持つスーパーレック。ミドルキック、ハイキック、ローキック、前蹴り、ヒザ蹴りはどれも一級品だ。スーパーレックが蹴りを中心に試合の主導権を握り、武尊が詰めたところにヒザ蹴りやハイキックを食らってしまう。そんな展開も考えられることから、ネット上では「相性が悪い」など武尊の不利予想も多く見受けられた。

　武尊は、そのことに触れ「こういう時こそやっぱ燃えるなって。『勝って当たり前』って言われる試合って本当にキツいんですよ。だけど、“武尊まずいんじゃないか、負けるんじゃないか”っていう空気っていうんですかね、それが僕の一番のエネルギーになるし、見てろよ、覆してやるっていう気持ちがプラスで乗るんで」と、闘志をむき出しに。「日本で試合ができるのも最後かもしれないし、格闘家としての武尊を見れる試合もこの試合が最後になる可能性もあるし、どうなったとしても僕はこのONEの世界チャンピオンのベルトを獲るので、その姿を一秒も見逃さずに見てもらいたいなと思います」と、この一戦にかける熱い想いを語った。

　世界最強の称号を手にするのは、武尊かそれともスーパーレックか。大注目の『ONE 165』は、ABEMA PPV ONLINE LIVEにて国内独占生中継される。

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