修斗世界王者・安藤達也が9年ぶりROAD TO UFC出場、“派手なKO”狙う=5.18
5月18日(土)中国・上海パフォーマンス・インスティチュートで行われる『ROAD TO UFC Season3』1回戦に参戦する修斗世界バンタム級王者・安藤達也 (34=フリー)の試合前インタビューが、試合を配信するU-NEXTより届いた。安藤はフェザー級でズー・カンジエ(28=中国)と対戦する。
<U-NEXTオフィシャルコメント>
──上海では試合をしたことがありましたか?
上海は初です。昔、高校生ん時に日本代表でレスリングで西安に行ったことはあったんですけど、まだ発展する前だったみたいで、今はもうビルが立ち並んでるので全然あの頃とは違いました。
──ファイトウィークを過ごしていて特にコンディションの面で、いかがですか?
めちゃめちゃ元気で、体重は結構ナチュラルに近い感じで、8kgぐらいは落としたんですけど、結構こっちでご飯食べたりとかもできてるんで、すげー元気っすね。
──今回フェザー級でRTU参戦となりますが、階級を上げて挑戦することにしたのは?
ああ、そんな深い意味はないんです実は。超まじギャグみたいな話で。合宿に行っている間に「決まったぞ!」みたいになって「マジすか!?出ます」って、ちゃんと見ないで返事して、後からちゃんと見たら「145ポンド」って書いてあって。「え?」みたいな。「もう、やるか!やるぞ!」って。自分からフェザー級でやろうとは思ってなかったです。でも自分が憧れたKIDさんとか10kgぐらい上のヤツとバチバチやって勝ってたんで。今と時代は違いますけど。ちょっと人と違うことをやって、与えられたポジションじゃなく、自分でポジションをゲットしていくってことが大事なのかなって思って。結局は自分次第だなと思って。新しいところで自分のポジションを自分で獲得するってことが大事だなと思ったんでもう正直チャンス選んでる場合ではないなと思ったんで。
──2015年の『ROAD TO UFC JAPAN』に出場して以来という点でも注目が集まっていると思いますが…
9年経ってるんで。でもあの時はやっぱまだプロ3戦しかしてなくて、結構右も左もあんま分かってなかったんで。やっぱそっから9年経って、9年諦めずにやり続けてまたここに辿り着けたっていう、その道のりを試合で証明したいですね。もちろんサポートしてくれている人たちがたくさんいて、そのおかげで僕は今フリーなんですけど、ここまで来れたんで。証明したいですね。
──1回戦の対戦相手は地元中国のズー・カンジエとなりました。相手の印象はいかがですか?
めちゃくちゃいいストライカーだなって思います。今回、一回戦目が実は一番「鬼門」かなって思ってて。なので、ここしっかり勝てるか勝てないかが、めっちゃ重要だなと思ってて。結構相手もデカいんで、そこをどう自分が戦うかっていうのが課題なんですけど、アメリカで合宿している時に現UFCファイターのフェザー級の奴らとかとやってみて結構手応えあったので、自分の中では戦い方はもうイメージできてます
──では理想のフィニッシュは?
多分なんですけど……、ヒザ蹴りか、バックハンドブローか、パウンドアウトっす!
──派手なKO勝利狙いといったところでしょうか。
前回の ROAD TO UFC JAPANの時に正直石原夜叉坊のことナメてて。「絶対勝ったっしょ!」って思ってた試合を落としたんで。やっぱりしっかり決着をつけるってことが今回テーマですね。アウェーで、階級もフェザーで上なので「かませ犬が噛みついてやろうかな」って思ってます。しっかりKOして。いつも誰とやってもシーソーゲームやっちゃうんで今回はしっかり、ぶん投ぐりたいっすね。組みに関しては、組むことを最初からやろうとしちゃうと多分相手はそれに対しての対応はしているから、MMAなんで、しっかり上で殴りあったうえで、相手をいかに騙すか、引っかけるかってところが今回のテーマ。自分はレベルチェンジできるんで、上でも下でも戦えるから、そこをしっかり折り混ぜてやったいきたいです。
──先ほど1回戦は鬼門、とのことでしたがトーナメント全体見渡してのことなのか、今回の相手を指してなのか、どういう意味合いでしょうか?
多分今までで一番すごいアウェーの状況だと思うんですけど、これがじゃあ路上でも多分一緒だと思うんで、このトーナメントを見渡して、たくさんの、いろんな条件が重なって成立していると思っていて、1回戦目勝てたら2回戦目以降の流れっていうのはみんなできてくると思うので、1回戦目が一番鬼門かなってそういうふうに意味では思ってます。あとはやっぱり1回戦が大事なのは、出し切るってことで。躊躇したりビビっちゃったらダメかなっていう意味を込めて自分自身にも対しても鬼門っていう意味があります。
──UFCとは安藤選手にとってどのような舞台でしょうか。その魅力は?
UFCは全部が魅力的すぎてこう1個がこれ!みたいなはちょっと言えないですけど、今回も参加させてもらってって、すべてにおいて最高峰だなって。この団体が世界で一番だなと。試合にスタッフもそうですし、試合会場を含めて、すべてに対してちゃんと選手が一番いいパフォーマンスを出せるようにであったり、選手に集中させられるように「お前ら試合頑張れ、ハイパフォーマンス出せよ」って、みんながスタッフさんも含めて全部やってくれている感じがして。選手が、自分のパフォーマンスを出すことに集中できるような環境になっているっていう、それが全く違うと思いました。
──最後に、U-NEXTを通して応援している皆さんにメッセージをお願いします。
U-NEXT見てるみんな、俺の試合ぶち上げるんで要チェキっす!よろしくお願いします!
<選手データ>
安藤達也 Tatsuya Ando
ニックネーム:麒麟児
日本・東京都/14勝(7KO/4SUB)3敗1分/34歳
身長167.6 cm
ズー・カンジエ Zhu Kangjie
中国/18勝(12KO)4敗/28歳
身長172.7cm
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