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【訃報】BDむらけんの父“キック4冠王”須藤信充が脳梗塞で死去…「最期は目を開けたまま天国に」

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2024/09/19(木)UP

天才キックボクサー・須藤信充さんが53歳で他界した

 ブレイキングダウンで活躍中のむらけんの父で、元日本キックボクシング3階級制覇4冠王&極真館第7回全日本ウエイト制大会重量級王者の須藤信充さんが、今月17日、都内病院にて53歳で死去。看取ったむらけんは「目を開けたまま天国へ行きました」と壮絶な最期を証言した。

【フォト】須藤信充さん、キック・空手でチャンピオンになった過去の名勝負

 むらけんによると、「死因は脳幹の脳梗塞です。脳梗塞で今年の5月4日に入院をしたのですが、お医者さんからは数日で亡くなると言われていました」と明かし、入院生活を送ってきたという。

極真館の全日本大会では顔面有りルールで優勝(左が須藤さん)

 そして、「亡くなる2日前は呼吸も安定はしていたのですが、当日は酸素量が浅く、最期は目を開けたまま天国に行きました。まさに弁慶のようです。9月17日まで生きており、お医者さんも驚いてました。生命力が凄いです」と続けた。

 須藤さんは、士道館で空手を習った後、1988年にプロデビュー。89年にマーシャルアーツ日本キックボクシング連盟の新人王を獲得。全日本キックボクシングに移籍後、立嶋篤史を破り注目を集めることとなった。ボクシング転向後、新人王決勝まで勝ち進んだ。キックボクシングに戻ってからは、97年に金沢久幸を破り全日本ライト級王座を獲得。所属ジムがキックユニオン(K-U)へ移籍し、ライト級王者に認定も小林聡にKO負けを喫して引退を宣言した。

 2004年に現役復帰すると、05年にNKBウェルター級王座、06年にNKBミドル級王座を次々と獲得して3階級制覇の4冠王となった。その後、RISEで尾崎圭司をKO。09年、極真館の全日本ウエイト制重量級に出場し、決勝では中段廻し蹴りで相手の腕を折り優勝をはたした。

生前の須藤さんと息子のむらけん(※むらけん提供)

 バンタム級から競技をスタートしたが、最後はヘビー級まで階級を上げて試合をするなど、体重を増量したことで身体への影響が少なからずあったのかもしれない。自他ともに認める“天才”で、“ジーニアス(天才)ハイテンション”とも呼ばれた。

 2022年9月には、脳梗塞で入院し左半身麻痺となったが、わずか28日間で退院。22日間で日常生活に支障がないくらいまで回復したことが話題になった。

 直近では全日本キックボクシング協会やブレイキングダウンなどで試合をしている息子のむらけんの試合のセコンドに就いて元気な姿を見せていただけに、今回の訃報は残念でならない。享年53歳。あまりにも早すぎる死去となった。

 なお、葬儀の日程と場所は以下。

通夜式: 9月21日(土) 18時~
告別式 :9月22日(日) 9時30分~ 10時30分まで
場所:さがみ典礼 サイカンホール プリエ久喜
(〒346-0003 埼玉県久喜市久喜中央4-9-51 TEL:0480-43-1204)
※供花のお申込みはサイカンシステム株式会社(TEL:0480-43-1194)まで

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