【Krush】里見柚己が欧州強豪に2ダウン奪う完勝、女王・松谷綺と池内紀子はキャリア初KO勝ち!
Krush実行委員会
『Krush.167』
2024年11月16日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント 第9試合 Krushライト級/3分3R・延長1R
〇里見柚己(team NOVA/元Krushライト級王者)
判定3-0 ※29-26×2、30-26
●アーロン・クラーク(アイルランド/SOMA FIGHT CLUB)
里見は、23年6月に当時の王者・大沢文也を下してKrushライト級のベルトを獲得。しかし、9月は伊藤健人にKO負け。24年2月に伊藤とのダイレクトリマッチで、KO負けを喫して王座から陥落した。前戦となる今年8月のKrushでは、永澤サムエル聖光に初回KO勝利で再起を果たしている。
対するクラークは、軽量級であれば階級を問わずに世界各国で試合を続ける異色のファイター。ISKAライト級(-61kg)アイルランド王座などの戴冠歴もある。K-1には昨年6月の横浜大会で初参戦、K-1ライト級王者の与座優貴とタフネスな戦いを展開したが、判定負けを喫した。
1R、里見はサウスポーから左ハイで先制。クラークは左ジャブを突き、右ストレート。里見は左の三日月蹴り、前に出るクラークは右フックを強打。里見も左ボディフックを返し、会場を沸かせる。里見は、クラークの右ストレートに対し、右フックを綺麗に合わせて、先制のダウンを奪う。
2R、クラークは荒々しく、左右フックで前に出る。里見は右ジャブを突きつつ、左ボディフック、左の前蹴りとボディへ攻撃を散らす。クラークは飛び込むような、フックを打ち、どんどん前に出る。里見は、左ストレート、ヒザ蹴りで迎撃する。クラークのフックでバランスを崩した里見、バックブローは交わす。
3R、クラークは距離を詰めて、左右フックをボディ、顔面へ見舞う。鼻血を出す里見は、ガード越しにパンチを受けつつ、右フックでスリップ気味だったがダウンを追加する。里見は左ヒザ蹴り、ボディ打ちと攻撃を出し、左前蹴り。里見は右ジャブから左ストレート、右ジャブを突く。それでも、クラークは強烈な右フックで応戦。終盤は里見が意を決したように、ロープ際で左右フック、ストレートを打ち込み、会場を沸かせた。
ジャッジは3者とも、2度のダウンを奪った里見を支持。メインイベンターとして会場を盛り上げた。
里見はマイクを持つと「メインイベントでKOしたかったけど、強くて倒せなくて、まだまだ実力不足です。ただ、男は見せたんじゃないですか?勝ったのも、沢山の応援が来てくれるからです。感謝しています。これで来年ライト級のトップに行くので、これからもよろしくお願いします」とアピールした。
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