2025/03/31（月）UP
（最終更新：2025/03/31 22:01）

日沖がレジェンドのノゲイラと道着MMAで対決

　4月27日（日）東京・GENスポーツパレスにて開催される『ROMAN Ⅱ』の開催会見が31日に都内で行われ、先日参戦が発表された第9代修斗フェザー級世界王者の日沖発（stArt Japan）が、［ROMAN COMBAT（道着着用MMA） 15分 70.3kg契約］として、第4代修斗フェザー級王者アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ（Guilhotina Fight World Association）と対戦することが発表された。

【フォト】修斗世界タイトル戦の激闘！ノゲイラV6成功、日沖が新王者に

　日沖は日本MMA黎明期から活躍し、第9代修斗世界フェザー級王者や第3代SRC（戦極）フェザー級王者の経歴を持つ。打・投・極、全てにおいて高いレベルを誇るUFCでも活躍した日本格闘技界を代表するレジェンド格闘家。その卓越したグラウンドテクニックと鋭い打撃で、数々の強豪を撃破してきた。

SRC（戦極）フェザー級王者に輝いた時の日沖（10年12月）

　対するノゲイラは第4代修斗フェザー級王者で、6度の防衛に成功している。HERO’Sにも参戦しており、所英男、朴光哲、勝村周一郎らと対戦経験がある。ノゲイラが日本で試合を行うのは、09年に開催された『VALE TUDO JAPAN 09』でリオン武と対戦して以来で、約16年ぶりの日本での試合となる。

　日沖は対戦相手への思いを聞かれると「ノゲイラ選手はまだ駆け出しの頃に見ていた選手なので、ものすごい強い印象があります。そういう選手と時を経て戦えるということは、緊張感もあって楽しくなりますね」と憧れの選手と戦える事が楽しみと答えた。

　日沖は初めての道着MMAの試合となるが、どのような練習をしているかを聞かれると「道着MMA用の練習というのは、一緒に練習している仲間が出るわけではない。メインでやるのは柔術の練習とMMAの練習。（ジムの）クラス指導が終わった後に後輩に付き合ってもらって、ルール用の打ち込みを少し始めたところではあります。今から試合まで技術的な部分も含めて、作っていきたいなと思っています」と普段の練習に加え、ROMANのルールを徐々に覚えていくようだ。

16年前、ノゲイラがリオン武（下）と激闘！今回はこの試合以来の日本での試合を行う（09年10月）

　ノゲイラは会見には参加していなかったが、コメントが届いており「日本に再び戻ることができ、大変光栄に存じます。日本は常に真の武道を尊重し、その価値を理解する国であります。私はこの地で修斗の世界王者として7度の栄冠を勝ち取り、数多の名選手と戦ってまいりました。そして今、再び偉大な挑戦の時を迎えます。日本を代表する強豪・日沖選手との一戦、それも伝統を重んじる道着を纏ったMMA戦。これは格闘技の神髄を試される試合であると存じます。この戦いに向けて私は全身全霊を懸けて鍛錬を積んでまいりました。日本の皆様の前で武士道の精神を体現する熱い戦いをお見せする所存です。武道の国・日本に敬意を表し、己の技と魂を懸けて戦います」と意気込んだ。

　互いに久しぶりのMMAでの試合となる両者だが、レジェンド2人はどのような試合を繰り広げてくれるのだろうか。

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