中谷潤人、期待される井上尚弥戦を前に王座統一戦が決定!IBF王者西田凌佑「踏み台にはならない」
6月8日(日)に東京・有明コロシアムで開催される『Prime Video Boxing 13』ではWBCバンタム級王者・中谷潤人(M.T)vs.IBF同級王者・西田凌佑(六島)の王座統一戦が行われる。中谷は来春にも井上尚弥とのビッグマッチが計画されているが「強い相手、倒しに行く気持ちでトレーニングする」とKO統一を示唆。西田は「踏み台にはならない、勝ちに行く」と互いに譲れない戦いだ。
中谷は4度目、西田は2度目の防錆戦となる。中谷は30戦全勝(23KO)、西田は10戦全勝(2KO)と、ともに無敗を誇る長身サウスポーだ。
両選手は今年2月、中谷がダビド・クエジャル選手(メキシコ)を3回KOで退けたリング上で「西田選手、やりましょう!」と呼びかけると、西田も「自分も中谷選手と戦いたいと思っていたので、ぜひ!」と即答。その流れで今回の統一戦が正式決定した経緯がある。
近年稀に見る日本ボクシング界のビッグマッチであり、過去の井岡一翔vs八重樫東、寺地拳四朗vs京口紘人に匹敵する注目度を誇る。
会見で中谷は西田について「同じサウスポーでも、スタイリッシュなボクシング」と評する。
中谷は、バンタム級では全てKO勝利しているが「もちろん、そういうアクションを増やしていきたい」と今回もKO決着をイメージする。
西田は中谷の過去の対戦相手の中でも最強格と言える。中谷は「強い選手なので全力、倒しに行く気持ちでトレーニングしていく」と意気込む。
中谷は今回バンタム級ラスト、次戦は井上尚弥の待つSバンタム級へとの声もあるが「まずはこの試合をしっかりクリアしたい。全ての能力をレベルアップさせる」と油断はない。
対する西田は「今回、指名試合とどちらが先か分からなかった。タイトルを返上してでも、挑戦したいと思っていた。ベルトを懸け中谷選手に挑戦できるのがとても嬉しい」とこの一戦への熱い思いを吐露。
西田は中谷について「どの距離でも戦える。一番の強みはパンチ力」と警戒し、「気持ちで負けないようにして作戦通り戦いたい」と冷静に見据える。
中谷が井上戦を控えていることについては「『踏み台にはならないぞ』という気持ちがある。簡単にというか、負けるつもりはないので、勝ちにいきたい」ときっぱり。
西田もまた階級を上げる可能性があるが「正直、この試合のことしか考えていない。勝っても負けても、もうこれでどうなるかという気持ちで挑む」と熱く語った。
▶次ページは【フォト】中谷と西田の睨み合い!会見で意気込む顔も
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【ボクシング】中谷潤人vs西田凌佑の世界統一戦が決定、那須川天心は世界6位と世界前哨戦
・那須川天心が世界前哨戦、相手はスキンヘッド”メイウェザー顔”の技巧派
・井上尚弥のKOの右、なぜ見えない?シャッターも押せない悩ましき技
・中谷潤人、豪快3R KO!”ダウン経験無し”クエジャルがグロッキー、IBF王者・西田「やりましょう」統一へ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!